岸辺 正雀 ショットバーレインフォレスト
説得力

説得力のある人っていますよね。

3年前に広告デザイナーとして独立している友達がいるのですが、

彼はつねづね

「この仕事は信用が一番や。一つ一つの仕事を120%の力を出して

こなしていけば、お客さんは必ず戻ってきてくれる。

俺はそれで、いままでやってきた。」

と話てくれました。

ビジネス書やサービスの本なんかを開けば、こんな言葉は出てきます。

でも、やはりそれを実践してる人の口から聞くのとは説得力が違います。

一つ一つの仕事を一生懸命こなすのは当たり前のことでしょうが、

本当に結果がついてくるかは不安があったりします。

しかし、そんな友達の話を聞くと勇気がわくのです。

それは納得して聞けたからなんですよね。

僕の尊敬する師匠の話なのですが、入社したホテルで数ヶ月で副支配人にまでなり、

翌年には、新しいホテルの立ち上げから立ち会い、支配人にまでなった人がいます。

僕が一緒に働かせてもらっていた時に色んな話を聞かせてもらったのですが、

言われること全てに説得力があったのです。

難しい言葉を並べても説得力があるわけじゃなく、

それを簡単な言葉に直せばどうかというと、やはりそういうことではないのですよね。

僕は、その人の言葉の信頼性は、その人のバックグラウンドにあると思うのです。

僕の店にいつも来てくれる営業の仕事をしている友達がいます。

その友達は普段からよくお金を使うのですが、彼いわく

「お金は使わなあかん。使うからそれにともなって何かがついてくるねん。

なんとかなるもんやって。」

お金の話は、小金をこつこつと貯めている人よりも、

こういう友達から聞く方が面白い。

実際に、想像以上にお金を遣っているのですが、

なんとかやっていっているのです。

それにその友達の周りには人も沢山集まってきます。

それはたかりとかそんなのじゃなくて、かっこよく言えば“男気”なんですかね。

人を引き寄せるオーラのようなものがあるのでしょうか。

やはり、そんな友達の言葉にも説得力を感じます。

話す言葉に説得力をもたせるために、

僕はもっともっと色んな経験をつんでいきたいと思います。