岸辺 正雀 ショットバーレインフォレスト
SURVIVE FOR MEMORIES

先日二十歳になったばかりの学生さんと話をしました。

話の流れで、

「戻れるとしたらいつに戻りたいですか?」

という話になりました。

僕は、

「過去に戻ったとしてもまた同じことをしたいので、

できれば戻らずに早く前に進みたいですね。」

と話しました。

ちなみにその学生さんは、高校生に戻りたいのだそうです。

「戻って何がしたいですか?」

と尋ねると、

「もっと楽しみたい。」

と返されました。

「ではこれからそれをすればいいのでは?」

と話したのですが、それはどうも違うみたいでした。

「マスターはいい人生を送ってるんですよ!」

と褒められてしまいました。

僕は社会人になってからの方がよく遊んでいるし、

面白い人生だと思っています。

高校まではクラブ活動ばかりで、クラブの仲間は楽しかったのですが、

遊んだという記憶はあまりありません。

今は友達と花火を10万円分したり、ライブハウスを貸し切ったり、

あの時にはできなかった遊びがたくさんできます。

ところで、僕の友達がもうすぐ30歳の誕生日を迎えます。

彼に聞いてみました。

「20代にやり残したことはない?」

彼はさらっとこう答えました。

「やり過ぎたくらいやろ。(笑)」

はた目はどうでもいいのです。

自分自身で、そう言い切れる人生を選んでいるかどうかなのですね。