「『逐次投入(ちくじとうにゅう)』」では戦争には勝てないんだよ。」
とゲーム『信長の野望』にはまっている方が教えて下さいました。
三千の兵が攻めて来た。こちらはまだ千の兵しか用意できていない。
とりあえず、千の兵で応戦する。そして、集まればまた兵を投入する。
そんなことをしていると、はじめに投入された千の兵は、
負けると分かった時点で逃げ出すか裏切って敵方に乗り換えてしまう。
最悪、相殺できて向こうは二千に減るかというとそうではないのです。
一つや二つの城を取られる覚悟で、まずは兵を集めることが必要なのです。
こんな話を現代に置き換えると面白い。
話は小さくなってしまいますが、彼女とのデートです。
毎週一回のデート代に一万円くらい使っているとします。
これをいくら続けたところで彼女の満足度は上がりません。
当たり前になってくるのです。
これは、
『あるものを買って得られる満足は、
購入する回数が増えるにしたがって減っていく』
という経済学の法則にも当てはまります。
それならば、毎週のデート代を抑えて、半年くらいプールします。
すると、年二回の海外旅行に連れて行くこともできるのです。
彼女も城と同じで、一度落としたからといって安心はできません。
いつ他の武将が攻めてくるか分からないのです。
逐次投入で飽きられてしまっては守ることはできないのです。
お城が彼女だとすれば、兵隊はお金です。
いくら武将が優れていても兵隊がいなければ戦争に勝てません。
逆に、たくさんの兵隊がいても、戦略を間違えればやはり勝てません。
結婚をすれば、今度は二人でお城(家)を守ることになるのでまた別ですが、
彼女の場合は法律的にも油断できません。
落とし続けなければいけないのです。
武将として、城を守るための戦略を練ることが必要です。
お客様の話を聞いて『信長の野望』をやってみたいと思っていましたが、
現代縮小版、実践型『信長の野望』がもう始まっていることに気が付きました。
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