岸辺 正雀 ショットバーレインフォレスト
指導

今はスピードの時代です。

できる上司は部下の指導も早い。

そんな上司の方に話を聞きました。

部下には、3年で覚える仕事を1年で出来るように教えるそうです。

メリットはたくさんあります。

例えばこうです。

今は会社も自分も知らないうちにスピードを求められています。

一年、二年と経って、まだ完璧に仕事を覚えていない。

そんなことに気付いた新人は、傷つくのです。

傷ついた新人のモチベーションは下がります。

そして、もちろん仕事の効率も悪くなります。

できない事に気付かず、淡々とやってくれればいいのですが、

できる部下ほど気付いて傷つくのです。

それは、もったいない。

だから部下を早く育ててあげるのだと話して下さいました。

「もちろん部下とも飲みにいきたいですよ。

でも誘わないようにしています。

飲みに行くと、なあなあになってしまうでしょ。

そうなると厳しく指導ができないんです。」

今だけでなく、数年後を見てくれている上司がいます。

新人にそんな余裕はありません。

「そりゃ覚悟はいりますよ。三分の一の早さでやるわけですからね。

部下も自分も必死です。」

今出来なくてもいつか出来るだろうと思っている人もいます。

そんな新人はいいのです。

できる新人ほど、一年経ってもまだまだと自分にショックを受けるのです。

だから、できる上司は今を厳しくして、

一年後のショックを与えないようにしてくれているのです。