ゼロサム。
2009年01月27日(火)
性懲りもなく株を買っていました。
3万円得をしましたが、その後2万円の損をしました。
1万円の儲けです。
「ま、株の本代くらいにはなるな」
と思っていたら、更に2万円の損をしました。
結局、1万円の損失です。
しかし、それで済んだのは、本のおかげです。
本代と更に勉強代を払いました。

昨日、ずっと昔の映画「ウォール街」と、
去年の映画「ラスベガスをぶっつぶせ」を観ました。
株の世界は、誰かが100円勝てば誰かが100円損をする、
プラスマイナスでゼロになる“ゼロサムゲーム”だと本に書いていました。
この二つの映画を見て、株やギャンブルだけではなく、
人生自体がプラスマイナスゼロのゼロサムゲームではないかと思ったのです。
一人ゼロサムゲームです。
ワンクリックで3億円儲けた人は、ワンクリックで3億円損をするといいます。
すごくシンプルな法則です。
投資の世界でいうリスクとは、損をする確率ではありません。
損と得の振れ幅のことをいいます。
20%損するかもしれないし20%得するかもしれない。
というのが20%のリスクを取るということだそうです。
人生も結局そうなるのかなと思います。
ローリスクハイリターンはありえないのです。
そして、プラスマイナスゼロなのです。

僕は、どういうわけか般若心経が空で言えるという話をしました。
意味も解らずなぜか覚えてしまいました。
後から意味を調べてみると、般若心経で読まれていることは、
「結局何もない」
ということだと知りました。
「この世にあるもの、見えていることは実は無い。
だから増えもしないし減りもしない」
というようなことを永遠と言っています。
何だかよく解りませんでしたが、
この「ゼロサムゲームなのかな」
というところで繋がったような気がします。
人生なんて元々ゼロで、結局ゼロなんだ。
そこに、足したり引いたりして、歩んでいく。
でも、結局はゼロなんだよ。
ということが般若心経にも書かれているのではないかと思うのです。
結局ゼロ。というのは悲観的ではありません。
シーソーゲームをどれくらいの勢いで楽しもうかということです。
支点を高くしたり、シーソーを長くしたり。
そういうことを楽しむのです。
シーソーをしていたら、イスが外れて地面にどんどんめり込んでいってしまった。
という心配はいらないのです。
ちゃんと地面についてまた上がるということなのです。
逆もまたしかり。
宇宙まで跳んでいってフーワフワッ。にはならないのです。
ゼロという支点に支えられているのです。
何も無いこと、ゼロサムが安心となるのです。

だから何もしない。
ということにはなりません。
この法則を軸にして、
子供のようにシーソーゲームを楽しみたいと思うのです。
2009-01-27 | 記事へ |