友達の友人にTERUさんという、ブラジルのアマゾンに、
巨大な魚を釣りに行く「釣り冒険家」の人がいます。
もう8年もアマゾンに通っているそうです。
以前、僕の店にも3回ほど来てくださいました。
僕は釣りをしないので、釣りに関する質問はできなかったのですが、
聞いてみたいことがありました。
「何があれば、その一歩を踏み出せるのですか?」
10代や20代ならバックパッカーでも何でもできそうです。
それを、30代になってもやり続けられることがすごいと思っていたのです。
20代でも、アマゾンへのその一歩は重いはずです。
TERUさんは答えてくれました。
「思いの大きさでしょう」
シンプルですが、それが全てです。
そんなTERUさんが『アマゾンばか』という本を出されました。
僕はそれを聞いて早速注文して読みました。
直接TERUさんの口から聞いた、
「バッカーン!!」
という魚がかかったときの擬音語が踊っていました。
一気に読みました。
まったく魚釣りをしない僕が、ワクワクしてしまいました。
ブラジルへの、アマゾンへの、そして釣りへの思いが満載でした。
最後の、「牙。」という詩がよかった。
「備えよ常に。」から始まります。
ぬるくなった人生のお湯を、追い炊きしてくれる一冊でした。
|