僕にはバーの師匠はいませんが、人生の師匠は何人かいます。
その中の一人、ディベートの師匠が昨日店に来てくださいました。
13年ぶりの再会でした。
18才のとき、オーストラリアで一緒にフルーツピッキングの仕事をしていました。
1ヶ月ほど、朝から晩までずっと一緒に生活していました。
そして、毎日毎日、ずっと色んな話をしていました。
18才の僕を、26才の師匠が容赦なくディベートで言いくるめてくれていたのです。
僕は、ずっと悔しいながらも納得して、勉強させてもらっていました。
今の僕の思考のベースができたのは、この師匠のおかげです。
昨日も、冗談まじりで軽いディベートになりました。
「うん。今のは論点がずれているな」
と言われました。
そうそう、当時もこんな風に鍛えられていました。
なんだか嬉しかったです。
帰られてからお礼のメールを送りました。
返信してくださったメールにまた感動です。
「自分探しの旅じゃなくて、自分作りの旅に行きたいね。いつまでも」
同じバックパッカーをしていた師匠に認められたくて、今の僕があることに気づきました。
僕らはずっと旅人でいいのです。
|