スポーツ思考。
2013年08月29日(木)
「マスターは考え事をスポーツのように楽しんでいますね」

と言ってくださいました。

言い得て妙で感動しました。

確かにそのとおりです。

考え事というと、どこか迷走的で難しいイメージがあるかもしれません。

答えが出ないのを分かっていて悩み続けているような状態です。

でも、僕がする考え事はまさにスポーツです。

ゴールのないスポーツはありません。

ゴールがあるから成立しているのがスポーツだと思うのです。

考え事にもゴールを作ります。

そこに向かって、色んな手段、色んな方向から攻めていきます。

だから柔軟になれるのだと思います。

ただダラダラと歩くのか、目標に向かって歩くのか。

目標に向かって歩くのにも、途中で工事していたらどうするか。

足が痛くなったらどうするか。

手段や方向を変えていけるからゴールできるのです。

「マスターはどこかで迷走から抜け出せたからそれができるのでしょうね」

とも話してくださいました。

占い師さんよりも的確です。

今日も短い時間でしたが、スポーツのように脳に汗をかく会話ができました。

汗をかいたのが僕だけではなければいいのですが。

クールダウンに本を読むことにしました。
2013-08-29 | 記事へ |
面白いことの原因は。
2013年08月23日(金)
「何か面白いこと」は見つかりません。

大事なのは、

「自分が何を面白いと思うか」です。

そして、「何を面白いと思うか」は未来にはありません。

過去にあるのです。

今までに、何を面白いと思ったか、です。

「でも、今は興味ないし」

ということもあるでしょう。

ただ大事なのは、面白いと思ったそのものではなくて、

なぜ面白いと思ったのかです。

僕が筋トレにはまったのは、筋トレそのものが面白いのではなく、

「明らかに成長が見える」ことにはまったのです。

長距離走が大嫌いだった僕がマラソンにはまったのも、

明らかに成長が見えたからです。

語学も同じです。

英語やタイ語自体が好きなわけではなかったのです。

そして、成長曲線がどのようなものなのかを知ることによって、

いろんなことにはまることができるのです。

成長曲線は、真っ直ぐな右肩上がりではありません。

限りなく緩やかに底辺を横に進んでいき、突然グワッと上に伸びて行くのです。

成長が見られないときにいかに我慢できるかです。

突然現れる成長を信じられるかどうかです。

今、映画をたくさん見ようと思っていますが、まだまだです。

でもきっと、1000本辺りで何か見えるのではないかと思っています。

本は800冊くらい読んだ辺りで、真理が見えました。

この瞬間のために続けられるのです。

話を戻します。

面白いことを探そうと思っても見つからないとき、

自分が面白いと思ったことを掘り下げてみるのです。

絵を描くのが好きだったのなら、それの何が面白かったのかということです。

僕は中学まで、漫画を描くのが好きでした。

でもそれは、絵を描くのが好きなわけではありませんでした。

物語を作っていくのが好きだったのです。

それの表現方法に漫画があっただけでした。

小説でもよかったのです。

今は、ブログという形で表現できています。

「面白いこと」は未来にあるかもしれませんが、

「面白いと感じること」は過去にしかありません。

みんなが面白いということも、自分が面白いと感じられないと面白くないのです。

だからつまり、「面白いこと」は見つからないのです。

「面白いと感じる」ことでしか、面白いことはできないのです。
2013-08-23 | 記事へ |
原動力になるものとは。
2013年08月21日(水)
「しなければいけないこと」は原動力にはなりません。

原動力になるのは、

「やりたいこと」と「やりたくないこと」です。

「快楽」と「回避」です。

このとき、人は動けます。

やりたくないことを明確にするのは、そういう意味で大切です。

自分が、

「やりたいことを知っているから、やりたいことをする」

のと、

「やりたくないことを知っているから、やりたくないことはしない」

のは、どちらも自分の人生です。

「しなければいけない」のは誰の人生かということです。

それにどれだけの原動力があるかということです。

動けなくなったら自問しましょう。

それは、

「やりたいこと」

「回避したいこと」

「しなければいけないこと」

のどれなのか。

「しなければいけないこと」は大局的に見て、しなくてもいいことの場合があるのです。

そして、「回避したいこと」で夢が見つかることもあるのです。
2013-08-21 | 記事へ |
幸せにはなれない。
2013年08月17日(土)
例えばよく言われる間違った日本語に、ファミレスなどで、

「こちら、ハンバーグ定食になります」

というのがあります。

「じゃ、これは今は何なの?」

という話です。

幸せも同じです。

「幸せになります」

と言ったときは、今は幸せではないということです。

今幸せでない人が、幸せになろうと考えたときに想像する幸せは、

他人がつかんだように見える幸せです。

自分が考えた幸せではないことを望むのです。

そして、それが手に入れば幸せになれると思っています。

幸せに形はないので、なろうと思ってもなれません。

幸せは、感じられるか感じられないか、なのです。

どれだけお金持ちになっても、幸せでない人もいます。

何度も結婚していても、幸せではない人もいます。

お金や結婚など、目に見えるものを手にいれても、幸せにはなれないのです。

幸せは、なるものではなくて、実感するものです。

結婚式で新郎新婦に、

「幸せになってください」

というのは、今まさにマラソンを走っている人に、

「頑張ってください」

というようなものです。

これ以上、どうせぇっちゅうねん。

ということです。

「幸せって何ですか?」

と聞かれました。

これは、

「かゆいって何ですか?」

というような話です。

かゆいは人それぞれです。

今までで、一番かゆい思いをしたレベルは人それぞれです。

でも、それが、その人の「かゆい」なのです。

いろんな人の幸せ話があります。

でも、それはその人の幸せです。

自分の幸せは、自分にしか分からないのです。

今、自分の幸せが想像できない人は、何を手に入れても幸せを感じることはできないのです。

今までで、幸せだった瞬間を思い出せる人は、もうその時点で幸せです。

今、それがないから不幸せなのではないのです。

嬉しいイコール幸せではありません。

嬉しいを求めても、その一瞬で終わってしまいます。

幸せは、継続的なものです。

なぜなら、感じるだけでいいからです。

何もなくてもいいのです。

手に入れなくても、頑張らなくてもいいのです。

今、この瞬間に、

「幸せだなぁ」と感じることが幸せなのです。

他人の目は関係ありません。

幸せは自分自身のものです。

だから、自分自身と向き合うことが必要なのです。

他人が持っているものを手に入れても、それは物であって幸せではないのです。

かゆいところには手が届いても、幸せに手は届きません。

なぜなら、それは、自分の中にあるからなのです。


「じゃぁ、どうすれば幸せになれますか?」

まだ、なれると思っています。

「じゃぁ、どうすれば幸せを感じられますか?」

いい質問です。

何かあったときに、自分の気持ちをその都度確認するのです。

「今はどんな気持ち?」

と自分に聞くのです。

つらくても、悔しくてもいいのです。

そのうちに、「幸せな気持ち」というのに出会います。

それが、自分と向き合うということなのです。
2013-08-17 | 記事へ |
氷のグラス2。
2013年08月16日(金)
夜な夜な「氷のグラス」を作成し、洗って一晩寝かせます。

次の日、水滴が固まった「氷のグラス」の余分な氷を削ります。

ここで、パキッとグラスにヒビを入れてしまって使えなくなるときもあります。

最後まで慎重です。

そして、これでお客様にお出しできる状態になるのです

しかし、「氷のグラス」はこれで完成ではないことに気づきました。

お客様が飲んでいるうちに、どんどん形を変えていきます。

そして、飲み終わるころには、個性のある「氷のグラス」に完成しているのです。

グラスにウィスキーを入れると、水面に当たる氷から解けていきます。

次に注ぐ時に、さっきの水面よりも下のラインまで入れると、

グラスの壁が薄くならずに飲めるのです。

だから初めは、円すいの形にしています。

これが、長持ちする工夫でした。

今日のお客様は、このグラスを見事に扱ってくださいました。

中がフワッと膨らんだ、綺麗な天使の輪のついたグラスが完成したのです。

飲まれた杯数はなんと、7杯。

お酒が強くないとできない芸当です。

「このグラス、キープできる?」

の冗談に、思わず笑ってしまいました。

そして、

「一個のグラスで楽しませてもらったわ」

と、なんともなかったかのように帰られていきました。

楽しんでいただけたのなら嬉しい限りです。

一晩でなくなっちゃう、ひと夏の恋グラス。

夏はまだ終わらない。

お客様作成、中が広がって完成に近づいた氷のグラス

天使の輪。
2013-08-16 | 記事へ |
Welcome to KISHIBE.
2013年08月13日(火)
夢がありました。

店にタイのお客様が来店されて、タイ語を話すという夢です。

日本で、しかも大阪のここ、岸辺のような田舎で。

ついに、その夢が叶いました。

常連のお客様の友達がタイの方と結婚されてタイに住んでいらっしゃいます。

「いつか、連れてきますね」

と、言ってくださっていました。

そのいつかが、とうとう来たのです。

舞い上がってしまいました。

英語も話せると聞いていたので、ここは英語かタイ語かで迷います。

迷うところですが、思わず日本語で、

「ようこそ日本へ」

と言ってしまいました。

全然ダメです。

それからは、英語とタイ語と日本語が飛び交いました。

そしていくつかのタイ語を教えてもらいました。

実は、ここまで面と向かってタイ語を聞くことはあまりありませんでした。

タイでは、マッサージのおばちゃんか、レストランのおばちゃんか、

バーのオカマちゃんとくらいしか話していませんでした。

僕のタイ語は大丈夫かと心配になりますが、今さら気にしても仕方ありません。

来られたタイの方は、年下の男性の方なので、

目上の人を呼ぶ、「ピー」という言葉を連呼してくれました。

初めて、「ピー」と呼ばれました。

こんなちょっとしたことが嬉しい。

ちなみに、日本語で呼ばれるときは、「先輩」と呼ばれました。

またいい日本語を知っていらっしゃいます。

親しみやすいタイ人そのままのような方でした。

やっぱり僕はタイが好きでよかった、と再認識しました。

そして、僕のタイ語レベルは全然まだまだだと気づきました。

さぁ、またちょっとタイ語の勉強しよう。
2013-08-13 | 記事へ |
氷のグラス。
2年前に何度も『氷のグラス』を注文してくださったお客様がいます。

「今日は禁酒するつもりだったんですけど、ブログ見て来ちゃいました」

と、ご来店くださいました。

早速、いつもの濃い目のバーボン「ブラントン」を氷のグラスで飲まれました。

冷凍庫から出したばかりの氷のグラスは、しばらく常温でなましておかないといけません。

すぐにウィスキーを入れてしまうと、ピキッとヒビが入ってしまい、
しばらくすると、そこからもれてきてしまうのです。

目の前に氷のグラスを置いたまま数分待っていただきました。

そして、2年ぶりの、『ブラントン IN THE ROCK』を召し上がられました。

「やっぱ美味いですねぇ。全然違いますね」

またその言葉が聞きたかったのです。

そして、その顔が見たかったのです。

ありがとうございます。

復活させてよかった。と安心しました。

いつものウィスキーがいつものウィスキーと違います。

いつもの夏と違うことをしたくなったら。

氷のグラスでバーボンを^^

2013-08-13 | 記事へ |
2年ぶりに復活。
2013年08月10日(土)
ウィスキーの楽しみ方は、こんなのもあります。

2年ぶりにまた作ってみたくなりました。

氷のグラス


今日早速注文してくださった方がいらっしゃいます。

1時間くらい楽しまれて一つのグラスで5杯も楽しんでくださいました。

ただ、5杯目の途中でグラスのふちに穴が開きました。

「4杯がちょうどいいですね」

回しながら飲む場所を変えていました。

グラスは思ったように融けていっていたようです。

それはまるで陶芸のようでした。
2013-08-10 | 記事へ |
腰痛と戦う。
2013年08月04日(日)
立ったまま靴下を履こうとして、腰を痛めました。

妻に話すと、

「うそやろ?」

と言われました。

僕自身もそう思ったので無理もありません。

なにが筋トレかと。なにがマラソンかと。

嘆(なげ)いてばかりもいられないので、

この機会に腰痛について調べることにしました。

本を何冊か見つけました。

とりあえず一冊買って読みました。

仕事の間も前屈で物を取ることができません。

ここで学習できるのは、

「この体勢は腰にくる」というのが身をもって確認できることです。

そして、「こうすれば腰の負担は少なくなる」というのにも気づけます。

前屈するときも、片足を軸にして、もう片足を後ろに振り上げるとバランスがとれて腰に負担がかかりません。

新体操選手の感じです。

そうこうしているうちに、段々と腰も治ってきました。

いや、ちょっと待って欲しいです。

もう一冊くらい本を読みたいと思っていました。

腰の痛みが取れると、腰痛の本を読む気力も失います。

まだちょっとだけ痛みが残っているうちに、もう一冊買おうかどうか迷っています。

腰痛をマスターしたマスターになりたいと思うのです。
2013-08-04 | 記事へ |
映画記録。
2013年08月01日(木)
7月に見た映画。

162(21)『ブレードランナー』
161(20)『星守る犬』
160(19)『アンタッチャブル』
159(18)『僕たちは世界を変えることができない。 But,we wanna build a school in Cambodia.』
158(17)『幸せの教室』
157(16)『ホワイトカラー シーズン3 vo.8』
156(15)『ホワイトカラー シーズン3 vo.7』
155(14)『アフタースクール』
154(13)『座頭市 THE LAST』
153(12)『フレフレ少女』
152(11)『ICHI』
151(10)『ホワイトカラー シーズン3 vo.6』
150(9)『ホワイトカラー シーズン3 vo.5』
149(8)『ホワイトカラー シーズン3 vo.4』
148(7)『時計じかけのオレンジ』
147(6)『ホワイトカラー シーズン3 vo.3』
146(5)『居酒屋兆治』
145(4)『永遠の僕たち』
144(3)『キューティー・バニー』
143(2)『ホルテンさんのはじめての冒険』
142(1)『そんな彼なら捨てちゃえば?』

嫁に、『星守る犬』と『僕たちは世界を変えることができない。』の話をしました。

「どうしたん?最近病んでんの?」

と聞かれました。

大丈夫です。病んでません。

たまたま、感動したのでその二つの映画の話をしたのです。

『キューティー・バニー』や『フレフレ少女』の話をしてあげればよかったかな。

『僕たちは世界を変えることができない。』というタイトルを見たとき、どんな映画だろうと思いました。

大事なのは、そのタイトルの続きです。

『But,we wanna build a school in Cambodia』

何かしたいとモンモンとしていた一人の学生が、

「カンボジアに学校を作ろう」

と、思い立つ話です。

素直に見れば面白いです。

何もしないより、やっぱり何かした方がいいのでしょう。

若気の至りは偉大だと思います。
2013-08-01 | 記事へ |