ストレッチ。
2009年11月21日(土)
気の置けない友達と話していると、
間違った自分の考えも平気で言ってしまいます。

そして、言った後に、
「いや、今のはちゃうな」
と訂正できるのです。

普段は正解を話そうと真剣になっていますが、
そんな友達とは気がゆるんでしまいます。

哲学は脳の筋トレですが、
まるで、脳のストレッチをしているようです。

たまにはこんなんもいいな、と思うのです。
2009-11-21 | 記事へ |
気分転換。
辛い(つらい)時は笑えばいいと言います。
辛い時に普通は笑えません。
それが普通です。

10キロの荷物を背負っている時に、
もう10キロを背負うような気合がいるのです。

楽には笑えません。

だから、笑えた人は楽になれるのです。
2009-11-21 | 記事へ |
続かない。
2009年11月16日(月)
やろうと思った勉強もなかなか続きません。

ある方が、
「毎日続いてるのは、寝ることととご飯を食べることだけです笑」
とおっしゃいました。

なるほど。
続かないのは、続けなくても問題ないからです。
少なくとも、死なないからです。

そう考えると、勉強は贅沢です。

なんだか勉強したくなりました。
2009-11-16 | 記事へ |
ホームセンター。
年に二度くらいの頻度で、店を一緒に作ってくれた大工の友達に会っています。
店をちょこっと直してもらったりするのです。
その際、必要な材料をホームセンターに買いに行くのですが、これが楽しい。

男は結構ホームセンター好きです。
僕は特に好きです。
目的の物が分かっていても、まっすぐそこには向かえません。
「なんかオモロイもんないかなぁ」
と無駄に時間がかかります。

その友達と行くともっと大変です。
ホームセンターの道具コーナーには、
使い方が分からないような物がたくさんあります。
それを、説明してもらえるのです。
ガイド付きのホームセンターです。

「店の壁が汚れてきたので、紙ヤスリで削り取ろうと思うんやけど」
と言うと、
「あぁ、それやったらこれがいいですよ」
と、布ヤスリなるものを見つけて教えてくれます。

ホームセンターにはアイデアもたくさん転がっています。
店の看板を作った時も、何のアイデアも無くホームセンターを徘徊していました。
その友達が、
「これ、面白いんちゃいます?」
と示したのは、折り畳みのパイプ椅子でした。
看板を作ろうと言っているのに、パイプ椅子です。
僕も面白いと思いました。
二人で、そのパイプ椅子を囲み、近づいたり離れたりしながら観察します。
「この椅子の部分にランプを置いてですね」
と、素直に椅子を探している人達の会話ではありません。
そんなとこから、今の看板ができたのです。



ホームセンターを楽しむコツはウィンドーショッピングではなく、
いかに視点を変えて商品を見るかです。
違う使い方を考えるのです。

大工さんは、創造力と機転に長けてます。
今回も、発想の転換力を柔軟にしてもらいました。

ホームセンターには、頭の体操をしにいくのです。
2009-11-16 | 記事へ |
コミュニケーション。
2009年11月14日(土)
『話せば分かる』
というのは、説得することではありません。
『話し合う』というのも少し違います。

『話せば分かる』という状況の時に、
そもそも話し合いは成立しません。

『話せば分かる』というのは、
『相手が話してくれれば分かってもらえる』
ということです。

疲れていたり、腹が立っている時には相手の話は聞けません。
だから、ケンカしても仲直りできないのです。
お互いに、言いたいことを、聞いてもらえたら、
仲直りできるのです。

言いたいことを言い合うだけではダメです。

それを聞いてあげて、聞いてもらう必要があるのです。

それが、『話せば分かる』です。

自分だけ話せても、相手が話せなければ分かってもらえないのです。

先日彼女とケンカした時は、メールで話し合いました。
メールを読んでいる途中で返信する人はいません。
一応最後まで読みます。
ここがツボです。
これでお互いの言いたいことを最後まで聞けるのです。

コミュニケーションは、
『聞くこと、聞いてもらえること』
が大切なのです。
2009-11-14 | 記事へ |
| 結婚・恋愛論 |
探検。
2009年11月11日(水)
哲学は探検です。
外に向かう冒険ではなく、内に向かう探検です。
知らなかった自分の中を、
内に内にどんどん探検していく作業なのです。

その作業を二人ですると、戦友のような絆ができます。
そこで、共通の哲学が見つかると、
二人で旗でも立てたい気分になります。

共通のものでなくても、
自分自身がハタと思える思考を見つけられると快感です。
疲れますが、スポーツ後の爽快感のようなものもあります。

何かで読んだ言葉があります。

『人には一生をかけても出会わなければいけない人がいる。

それは、私自身』

たまに、知りたくなかった自分自身も見つかるのです。
2009-11-11 | 記事へ |
マナー。
二人で話している時でも携帯のメールに反応して返信までする人がいます。

それは失礼だと思っていましたが、
それが普通だと思わなければいけなくなってきています。

何だか自分がないがしろにされているようですが、それは違うのです。

携帯の時代になった時点で、携帯も一人の人とみなすのです。

二人でいるようですが、相手は携帯という友達を連れてきているのです。
三人いるのです。

その友達が空気を読めずに話しかける。
(空気が読めるわけはないのですが)

連れてきている側は、もちろんそれを無視するわけにはいきません。
だから、返信するのです。

自分には分からない話をしているだけです。

ちょっと寂しいですが、それが今の人間関係です。
二人のようで二人っきりではないのです。

携帯でいつでもどこでも繋がるようになって、
マナーは目の前の人だけに向けられなくなったのです。
メールの返信を早くするのもマナーだと考えられるのです。

「いやいや、ちょっとまってよ」
という気持ちもあります。

そんな気持ちの人が他にもいたらいいな、
と思う今日この頃です。
2009-11-11 | 記事へ |
変なプライド。
2009年11月10日(火)
「なぜ、プライドが傷つくのか」
それは、自信がないからです。
「なぜ、プライドが傷つかないのか」
それは、自信があるからです。

確信ほどの自信がないのに守りたい自身の歴史を、
プライドと言ってしまうのです。

傷つくのはいつも、
そんな『変なプライド』なのです。
2009-11-10 | 記事へ |
人に優しく。
2009年11月08日(日)
『自分に厳しく他人にも厳しい人』は、
自分が好きで好きでたまらないのだと思います。

『自分に優しく他人に厳しい人』はどうしようもありません。
自分に興味はなく、他人のことばかりが気になるのでしょう。

『自分に優しく他人にも優しい人』は、
欲のない仏さんのようです。

『自分に厳しく他人に優しい人』は、
自分が好きでその結果、他人も好きになった人だと思います。

基本、他人に優しくいたいと思うのです。
2009-11-08 | 記事へ |
影響。
2009年11月07日(土)
あるお店の店長さんが、アルバイトを三人入れたそうです。
そして数ヶ月経って三人を分析しました。

できる人
頑張る人
できない人

の三人だそうです。

できない人のこともこんな風に言われました。

「どんな人間でも、少なからず他人に影響を与えるポテンシャルはあるんよ」

人の存在意義を考える面白い言葉だと思いました。

後は、受け取る側の問題なのかもしれません。
2009-11-07 | 記事へ |
年末。
2009年11月06日(金)
「今年、やり残していることはありますか?」
と、お客様に聞いておいて、僕自身がやり残していることを気づきました。

救われたのは、まだ二ヶ月あるということです。
2009-11-06 | 記事へ |
温度。
2009年11月05日(木)
異文化交流会に参加された帰りのお客様が、
「頭を整理しに寄せてもらいました」
と飲みに来て下さいました。

想像以上の刺激を得て来られたのでしょう、
色んな話を興奮気味に話して下さいました。

あっという間に二時間ほど経ちました。

少し落ち着いてこられた頃、
その興奮に感染した僕のテンションが上がっていました。

人脈の話もされていました。

気づかせてもらったのは、
『人脈は気持ちの温度で広がる』ということです。
2009-11-05 | 記事へ |
メンタル。
2009年11月04日(水)
『ダーツはゴルフと一緒でメンタルスポーツやねん』
と、ダーツにハマッている友達が教えてくれました。
僕は、ゴルフもダーツもやりません。
でも、メンタルスポーツという言葉が興味深い。
その友達に聞きました。
「練習は何に気をつけてするの?」
メンタルスポーツなら、ひたすら投げ込むような練習ではいけないと思ったからです。
その答えがまた興味深い。

「失敗した時に、『なぜ失敗したのか』を考えるのではなく、
うまくいった時に、『なぜうまくいったのか』を考える方が大切なんよ」

失敗は成功の母ですが、成功を続けていくためには、失敗のイメージはいりません。
それよりも、成功のコツが大切なのです。
一度うまくいっても、次にいかないのは、そのコツを掴めていないからです。
「なぜ失敗したか」には「こうすれば失敗した」という、
失敗した理由しかありません。
メンタルで戦うには、「なぜ成功したか」という、
成功のイメージが大切なのです。

人は誰でも失敗を指摘されると気分はよくありません。
それが正論でもです。
しかし、うまくいった時に、理由をつけて褒めてもらえると心にスッと入るのです。
うまい指導者はそこに気をつけています。

「だから失敗したんだぞ」
と言われるよりも、
「こうしたからうまくいったんやな」
と言われる方が受け入れやすい。

うまくいった時のフォーム。
うまくいった時の精神状態。
うまくいった時の健康状態。
考え方、見方、受け入れ方、話し方、聞き方。

うまくいった時、常にそういう反省ができればいいと思いました。

ベスト思考で挑むのです。
2009-11-04 | 記事へ |
歩き方。
2009年11月03日(火)
「目的なく歩くのは疲れないんですよ」
と、歩くことにハマッているという方が教えて下さいました。

『ゴールのないマラソンは辛い』
というのは、目標の大切さを説く時に使われる例え話です。

これとは逆説のような話です。

確かに、目標に向かって頑張るのは素敵です。
それを達成した時の感慨もひとしおでしょう。

では、必ず目標は必要なのか。

頂上のない登山は辛いのか。

登山を楽しむ人の中には、頂上はそれほど重要ではない人もいます。
途中で平気で引き返せるのです。
極端ですが、山歩きのプロセスを楽しむのであれば、頂上はいりません。
道端に咲く花を楽しむ登山もあるのです。

ゴールだけが全てではないのです。

目標がなければ、今歩いている道を楽しめばいいのです。
楽しめば疲れません。

目的もないのに必死に歩くから疲れるのです。

疲れることを目標にしてしまっているのです。

目標がないうちは疲れなくていいのです。

道端の小さな花に気づく。

そんな、余裕も必要だと思うのです。

『道を楽しむ』

道楽って、グウタラじゃないんです。

今を楽しむことが、今を生きることなのです。
2009-11-03 | 記事へ |
止まり木。
2009年11月01日(日)
二年ぶりのお客さまが来られました。
二年ぶりにわざわざ来て下さったのです。

「二年間、必死に勉強して、挫折して、それでも頑張らなきゃ」
というギリギリのところで来てくれました。

マスター冥利に尽きます。

二年前に語ってくれた夢を思い出されました。

そして、また二年後の夢を語ってくれました。

夢はエネルギーになります。

「明日からまた勉強頑張ろう!」

お客さまのそんな一言が、僕のエネルギーになりました。
2009-11-01 | 記事へ |