「目的なく歩くのは疲れないんですよ」
と、歩くことにハマッているという方が教えて下さいました。
『ゴールのないマラソンは辛い』
というのは、目標の大切さを説く時に使われる例え話です。
これとは逆説のような話です。
確かに、目標に向かって頑張るのは素敵です。
それを達成した時の感慨もひとしおでしょう。
では、必ず目標は必要なのか。
頂上のない登山は辛いのか。
登山を楽しむ人の中には、頂上はそれほど重要ではない人もいます。
途中で平気で引き返せるのです。
極端ですが、山歩きのプロセスを楽しむのであれば、頂上はいりません。
道端に咲く花を楽しむ登山もあるのです。
ゴールだけが全てではないのです。
目標がなければ、今歩いている道を楽しめばいいのです。
楽しめば疲れません。
目的もないのに必死に歩くから疲れるのです。
疲れることを目標にしてしまっているのです。
目標がないうちは疲れなくていいのです。
道端の小さな花に気づく。
そんな、余裕も必要だと思うのです。
『道を楽しむ』
道楽って、グウタラじゃないんです。
今を楽しむことが、今を生きることなのです。
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