タイプ。
2008年07月27日(日)
彼氏が欲しいと言う人に好きなタイプを聞くと、たいがい
「優しい人」
と言います。
僕はさらに聞きます。
「どんな人を優しいと思いますか?」
普通は即答できません。
なんとか考えて答えてくれます。
「風邪の時に看病してくれるとか・・・」
と言ったあとに、
「いや、でも好きでもない人に看病されてもなぁ」
『看病してくれるから好き』
ではなく、
『好きな人に看病してもらうと嬉しい』
ということで、優しいの定義は見つかりません。
「優しいってなに??」
となるのです。
他のタイプに、
「一緒にいて気を遣わない人」
という答えもあります。
それは、要するに、
『別に観ないけど寂しいからつけているテレビ』
のようなものでしょうか。
別に観られないのにつけられてるテレビ役に選ばれた男って・・。
「相手も同じように思ってくれる人」
お互いが求めているからいいのでしょうか。
でも、ほんとにそれいる?
と思うのです。
そこで、本気で「優しい人」がいいなら、
「優しい人とは」
というのを明確にしていきます。
そして、例えば『話を聞くのがうまい人』
というところまでくればもう立派なタイプです。
「一緒にいて気を遣わない人」
というのも掘り下げていきます。
僕の場合、一緒にいて気を遣わないのは、
僕がやりたいことをしている時に、
相手も勝手にやりたいことを見つけてそれをしてくれている時です。
これは、要するに、
『一人の時間を楽しめる人』
ということです。
それには、知性がいります。
だから、『賢い人』となるのです。
恋人をつくる一番の方法は、
コンパに行くことでもクラブに行くことでもありません。
理想のタイプを明確にすることなのです。
「出会いがない」
と言い訳しますが、まず、
「理想が分からない」
ことが問題です。
「優しい人」はたくさんいるはずです。
でも付き合っていない。
それは、明確なタイプではないからです。
「一緒にBlue Noteに行ってジャズを楽しめる人」
と答えてくれた人にはすぐに彼氏ができました。
「はげ・ひげ・めがね」
と即答してくれた人も、
全ては満たしていませんがすぐに彼氏ができました。
好きなタイプが即答できるくらい明確になっているかどうかです。
すると、出会いはたくさんいらないことに気づきます。
彼氏ができてもすぐに別れたくないなら、まずは、この
「好きなタイプを明確にする」ことが大切ではないかと思うのです。

「好きになった人がタイプ」
と言う人へ。
「好きになった人はどんなタイプでしたか?」
2008-07-27 | 記事へ |
| 結婚・恋愛論 |
恋愛。
2008年07月21日(月)
彼女を落とすというのは、
「好き」
と言わせることではありません。
「付き合って下さい」
「はい」
という会話に満足してはいけないのです。
誰かを好きになるとどうしても、
「相手はどう思ってるんだろう」
と心配になります。
そこで言葉で確認をしたくなるのですが、
言葉ほど信用できないものはありません。
セックスの後に、
「気持ちよかった?」
と聞くようなものです。
相手は、
「うん」
としか言えません。
相手が満足したかどうかは、
リアルな反応を観察していれば分かります。
それくらい相手の反応に集中できるかどうかです。
言葉ではありません。
誕生日プレゼントに、“かかとの角質取り”
をあげた時の彼女の反応と、
原チャリをサプライズであげた時の反応はあきらかに違います。
同じ「ありがとう」でも全然違います。
むしろ本気で嬉しい時は「ありがとう」が出てきません。
「あかんって、あかんって!」と言って笑っています。
言葉はこれくらい、曖昧で不確かなのです。
「好き」という言葉に頼り過ぎるから、油断してしまいます。
「好きだよ」
「よっしゃぁ!」で終わってしまうのです。
勘違いではいけませんが、相手が自分のことを好きかどうかは、
なんとなく分かります。
それを確信にするために、
「どう思ってるの?」
と聞いてしまうのですが、それよりも、
「ならばもっと好きにさせてやろう」
くらいの勢いが欲しい。
恋をするとエネルギーが湧いてきます。
すごいエネルギーです。
このエネルギーをどの方向に使うのかが大切です。
傷を舐め合う仲でいたいのなら話は別ですが、
本当の恋愛はお互いを成長させるためにあると思うのです。
だから、このエネルギーは自分を成長させるために使います。
彼女にプレゼントをするというのも勉強です。
「あれ買ってぇ」
「ええよ」
では勉強になりませんが、サプライズをしようと思うと頭を使います。
それとは逆に、相手の気持ちを確かめる方向にエネルギーを向けてしまうと、
ストーカーっぽくなってしまうのです。
メールの返信が来ないと不安になります。
そこで、続けてもう一通送ってしまう前に、
腕立て伏せでもするのです。
そうやって、エネルギーを自分の方向に使うのです。
第二次世界大戦の時、日本はアメリカに勝つことだけが目標でした。
アメリカは日本に勝った後のことまで考えていました。
恋愛もまたしかり。
大切なのは、その後なのです。
恋愛に終わりはあってもゴールはないのです。
2008-07-21 | 記事へ |
鼻うがい。
「同じことを20日間続ければ習慣になる」
というのを本で読んだことがあります。
今、「鼻うがい」にはまっています。
毎日欠かさず一ヶ月は続けています。
そろそろ、やらずにはいられなくなりました。
習慣化したのです。
「鼻うがい」は鼻から塩水を入れて口から出す。
というほっしゃんのあれみたいなのです。
以前、本町のバーで働いていた時、
生ビールサーバーに水を通してホースを毎日洗っていました。
それを思い出します。
今年流行ったインフルエンザ菌は、
鼻の奥にとどまるので「鼻うがい」がいいと聞きました。
ちなみに、“気”の世界で言うと、
悪い気は鼻の奥に溜まるそうです。
それを、塩水で洗い流すことによって、
気の流れがよくなる、とこれもまた何かの本で読みました。
鼻うがいはいいことばかりです。
難しいのは塩加減です。
未だに、鼻がツーンとすることもあります。
塩加減がうまくいくと、まったく痛くありません。
確かに海で鼻から水を飲んでもツーンとしません。
始めはコツを掴むのに苦労しますが、
うまくいった時は、鼻の通り具合に感動します。
風邪を引く気がしません。
是非、とは言いませんが、気が向いたらお試し下さい。
2008-07-21 | 記事へ |
逃避旅行。
2008年07月17日(木)
現実逃避は悪くありません。
「これは現実逃避じゃないんだ」
と言いながら現実逃避していることが問題です。
僕がタイに行くのは現実逃避です。
勉強のためでもなんでありません。
だから帰って来ても、スッと仕事に戻れるのです。
「タイで新しい自分を見つけよう」
とか、
「帰ってきたら仕事への気持ちも変わるのではないか」
などと期待してはいません。
「リフレッシュすればやる気がでる」
なんてことも考えていません。
リフレッシュしたくらいでやる気はでません。
やる気はもっと別のところにあります。
休み無しでずっとやっていても、
やる気は無くなりません。
体は疲れてもやる気は別のところにあるのです。
気持ちが疲れればやる気はしょんぼりしてしまいますが、
元々ないやる気を、休んだところで得られないのです。
体の疲れは休めば取れますが、
気持ちの疲れは休んだだけでは取れません。
帰りの飛行機で、
「あ〜、明日から仕事嫌やなぁ」
と思うのは結局気持ちが取り戻せていません。
体を休めただけです。
「よっしゃ、明日から仕事がんばろう!」
と思える旅が本当のリフレッシュです。
これは旅先にあるわけではありません。
自分の気持ち、考え方次第なのです。
そもそも、職場を離れてやる気を探す方が難しいのです。
僕の場合は、ただ、逃げて帰ってくるだけです。
「すいません。逃げ疲れたので仕事します」
という感じです。
むしろ「仕事させて下さい」
という気持ちです。
だから帰ってくるといつも、
「あ〜、やっぱりここは落ち着く」
とホッとするのです。
ではなぜ、わざわざタイに行くのか。
「たまには休んで、リフレッシュしないとね。」
というわけではなく、
「たまには休んで、刺激を得ないとね。」
ということなのです。
言葉が通じない、御飯がまずい、空気が悪い。
これはすべて刺激です。
物価が安い、人がおおらか、言葉がキレイ。
これも刺激です。
あまり仕事には関係ありません。
関係あっては逃避できません。
非日常に逃げ込んで、日常のありがたさを思い知り、
戻ってくるのが僕の旅行のあり方なのです。

『哲学を持って旅に出よう』
2008-07-17 | 記事へ |
| タイ・バンコク・プーケット |
アウトプット。
2008年07月14日(月)
お客様に、
「ブログまた始めました」
とお伝えしました。
すると、
「再開して、何か変わりましたか?」
と聞いて下さいました。
嬉しい質問です。
ブログを再開して、インプットが増えました。
インプットするという行為が増えました。
ここしばらく、何となく停滞していたのは、
アウトプットをしていなかったからです。
インプットするからアウトプットができますが、
アウトプットで空間を作るから、
またインプットできるのです。
この流れを止めてはいけないのです。
ここまで考えられたのは、
お客様の“いい質問”のお陰です。
ありがとうございます。
2008-07-14 | 記事へ |
浮気。
『浮気はどこまで許せるか』
という議論は間違っています。
「エッチしたらアウト」
と言っていても、彼が、
「ごめん、エッチはしてないけど浮気した」
と言ってきたら許せるかということです。
大人の女性はこう言います。
「バレなきゃいい」
僕は大人の会話がしたいので、この話はこれで終了です。
「え〜絶対イヤやぁ」と言う人はまだ分かっていません。
そもそも立場が違います。
許す、許さないと上に立っていますが、
浮気は相手の失敗ではないのです。
上司が、部下の失敗を許す、許さない、ではないのです。
やりたいからやっているのです。
そこでうまくいかなかったから帰って来ただけです。
崖っぷちにいたのは浮気された方なのです。
ここで、許す、許さないの話をしても、
自分が変わらない限りまた浮気されます。
「バレなきゃいい」
はもっと深い意味があるのです。
2008-07-14 | 記事へ |
| 結婚・恋愛論 |
相談。
2008年07月12日(土)
「恋愛の相談をしてもいいですか?」
と聞いてくれました。
僕が相談に乗る時に心がけているのは、
『視点を変えてあげる』
ということです。
行き詰って相談に来てくれるのだから、
同じ視点では話が進みません。
「別れるか、別れないか」
で迷っている人の答えは決まっています。
でも行動に移せないから相談してくれるのです。
そんな時はこの二者択一だけでなく、
「他の選択肢はどんなのがある?」
と聞いてみます。
どうせ行き詰っているのだから、
これくらいの寄り道はありだと思うのです。
これは答えを見つけるための質問ではありません。
選択をしやすくするための質問なのです。
もっと言うと、選択を迫られた、
自分のことを知るための質問なのです。
ここに寄り道して、また本題に戻ります。
視点を変えるというのはこれだけではありません。
相手の立場に立ってみる。
自分を離れて観察してみる。
10年後の自分から見てみる。
「あかんやろ」と思っていることを肯定してみる。
色んな考え方、見方があります。
相談の内容にもよりますが、
僕はいきなり答えを言うようなことはしません。
ほとんどの人がいきなり答えを言ってしまいます。
言っている本人は「当然でしょ」
と思っているので仕方ありません。
でも、相談している人は答えはすでにあるのです。
背中を押して欲しいのでもありません。
今よりちょっと楽になりたいだけなのです。
そして、楽になると動けるのです。
視点を変えるというのは、
今ある荷物をちょっと下ろす作業でもあるのです。
2008-07-12 | 記事へ |
反省。
2008年07月11日(金)
「今日はうまくいかなかった」
という日もあります。
そんな時、
「あかんかったな、反省」
とサルでもできるような反省では意味がありません。
もっと具体的に反省するのです。
いったい何があかんかったのか。
原因は誰か。
何がそうさせたのか。
本当はどうするべきだったか。
次からはどこに気をつけるのか。
そこまで答えを見つけて、反省、なのです。
イライラするのは10分までと決めておこう。
2008-07-11 | 記事へ |
薪。
2008年07月09日(水)
熱いマンガや、自己啓発本を読んでいる時は、
なんだか自分もすごい人になれそうな気がします。
そして、
「よし、俺も頑張ろう!」
と思うのです。
しかし、一日も経てばいつもの日常に戻っています。
あの時の「頑張ろう!」はなんだったんだろう。
これは至極当然のことです。
まず、「頑張ろう!」に具体性がないのです。
「ビッグになろう!」みたいなものです。
今更身長が2mになっても困ります。
やくざ映画を見て、
「俺ものし上がってやろう!」
と意気込んでも、そもそも自分はやくざではないのです。
そして、自分のいる現社会でのし上がろう。
と思った瞬間、
「この業界では無理や。」
と意気消沈するのです。
やくざの方がもっと無理です。
急にデカいところに行き過ぎるのです。
そして、すぐにそこを目指して動こうとするから、
動けないのです。
動く前に、動ける大きさまで、
小さくする必要があるのです。
「働かずに生きていけるようになろう」
と思った時も、
「まずは、この本を今日中に読もう」
という、小さい目標にまで落として動くのです。
その目標すら達成できずに、
「働かなくていい状態」
なんて作れないのです。
火も大切ですが、
燃やしていく薪がないと燃え続けないのです。
2008-07-09 | 記事へ |
答え。
2008年07月07日(月)
「今年は○○で言うと一番悪い時ですね。
今は動かない方がいいでしょう。
動くなら再来年からが良いですね。」
と占い師さんに言われるとなぜかホッとします。
占い師さんもこう言っておけば外しません。
少なくともPKくらい外しません。
逆に、
「今年は絶対にこういうことをしたいのですが、どうでしょう?」
と具体的に聞かれた場合の占い師さんの答えは、
「あなたには今、強い守護霊がついています。
大丈夫です。最悪なことにはなりません。」
と言えば決まります。
あそこの占いは当たる。
となるのです。
これは、占いをバカにしているのではありません。
背中を誰に押してもらうのかという問題です。
「今は動きたくない」
という人には、動かなくていいよ、
と言うのがその人の正解なのです。
だから、答えは自分の中にあるのです。
2008-07-07 | 記事へ |
逃避or...。
逃げる為に出る旅と、
得るために出る旅があります。
「行けば何か得られるだろう」と思って出る旅は、
たいてい逃げる為の旅です。
「○○を得るために行く」
という具体的な旅が得るための旅です。
そんな話を理解し、感動して下さったお客様。
もう既に何かを得ましたね。
2008-07-07 | 記事へ |
点火。
2008年07月06日(日)
「最近の若者は冷めている」
とひとくくりには出来ません。
熱い話に持っていけない、
大人の温度こそ測り直さなければいけません。
そして、ただ熱いだけの、迷惑な大人もいけません。
それは風邪の菌を撒き散らしているようなものです。
病気の熱は迷惑です。
熱い話が嫌いなわけではないのです。
暑苦しい話が面倒くさいのです。
火をともしてあげるのです。

今日は、そのつもりが、僕まで熱くなり勉強になりました。
2008-07-06 | 記事へ |
集中。
熱くなれるものを探すのではなく、
熱くなれる方法を思い出すことが大切です。
スポーツマンな学生さんが、
「『この試合には絶対負けたくない』
と思った時に、すごく楽しいと思えた。」
と話してくれました。
「負けたくない」
と思っただけで、集中できたのです。
熱くなれるものがあるのではなく、人それぞれの、
熱くなれるマジックワードがあるのです。
2008-07-06 | 記事へ |
考え。
2008年07月05日(土)
願ってもいいけど、狙っちゃダメなんですよね。
狙っていかなきゃいけないんだけど、
願ってちゃいけないんですよね。
こんな言葉の矛盾が、現実を混乱させ行動を遅らせるのです。ね。
哲学好きの方。また語りましょう。
2008-07-05 | 記事へ |
NO裏腹。
2008年07月02日(水)
「本当に好きなら束縛しないんですよね」
という話に、妙に納得して下さった若い女性のお客様。
次も素敵な彼氏が見つかるといいですね。
2008-07-02 | 記事へ |
| 結婚・恋愛論 |
ハーフ。
2008年07月01日(火)
今年も半分過ぎました。
「あと半分しかない」
と思うのか、
「まだ半分もある」
と思うのか。
グラスのワインと同じです。
「まだまだ半分もある」
半年で一年分の何かをしよう。
2008-07-01 | 記事へ |
温度。
若いお客様が、
「僕は、熱しやすくて冷めやすいんですよ」
とおっしゃいました。
いいことです。
熱しやすいのは好奇心があるからです。
冷めやすいとまた次へ行けます。
「最近面白いことが無い」
と言う人は「熱し難い」人なのです。
冷めやすいことを心配することはありません。
本物が見つかれば、嫌でも冷めません。
それよりも、熱しないことが残念なのです。
「どんどん熱して、冷めましょう」
熱した数だけ引き出しが増えるのです。
2008-07-01 | 記事へ |