恋愛。
2008年07月21日(月)
彼女を落とすというのは、
「好き」
と言わせることではありません。
「付き合って下さい」
「はい」
という会話に満足してはいけないのです。
誰かを好きになるとどうしても、
「相手はどう思ってるんだろう」
と心配になります。
そこで言葉で確認をしたくなるのですが、
言葉ほど信用できないものはありません。
セックスの後に、
「気持ちよかった?」
と聞くようなものです。
相手は、
「うん」
としか言えません。
相手が満足したかどうかは、
リアルな反応を観察していれば分かります。
それくらい相手の反応に集中できるかどうかです。
言葉ではありません。
誕生日プレゼントに、“かかとの角質取り”
をあげた時の彼女の反応と、
原チャリをサプライズであげた時の反応はあきらかに違います。
同じ「ありがとう」でも全然違います。
むしろ本気で嬉しい時は「ありがとう」が出てきません。
「あかんって、あかんって!」と言って笑っています。
言葉はこれくらい、曖昧で不確かなのです。
「好き」という言葉に頼り過ぎるから、油断してしまいます。
「好きだよ」
「よっしゃぁ!」で終わってしまうのです。
勘違いではいけませんが、相手が自分のことを好きかどうかは、
なんとなく分かります。
それを確信にするために、
「どう思ってるの?」
と聞いてしまうのですが、それよりも、
「ならばもっと好きにさせてやろう」
くらいの勢いが欲しい。
恋をするとエネルギーが湧いてきます。
すごいエネルギーです。
このエネルギーをどの方向に使うのかが大切です。
傷を舐め合う仲でいたいのなら話は別ですが、
本当の恋愛はお互いを成長させるためにあると思うのです。
だから、このエネルギーは自分を成長させるために使います。
彼女にプレゼントをするというのも勉強です。
「あれ買ってぇ」
「ええよ」
では勉強になりませんが、サプライズをしようと思うと頭を使います。
それとは逆に、相手の気持ちを確かめる方向にエネルギーを向けてしまうと、
ストーカーっぽくなってしまうのです。
メールの返信が来ないと不安になります。
そこで、続けてもう一通送ってしまう前に、
腕立て伏せでもするのです。
そうやって、エネルギーを自分の方向に使うのです。
第二次世界大戦の時、日本はアメリカに勝つことだけが目標でした。
アメリカは日本に勝った後のことまで考えていました。
恋愛もまたしかり。
大切なのは、その後なのです。
恋愛に終わりはあってもゴールはないのです。

2008-07-21 | 記事へ |