洋なしカクテル4。
2011年10月20日(木)
ラフランスの追熟が順調に進まないため、

本日より、

百貨店の『高級洋なし』を使用いたします。


洋梨を愛して止まなさそうな佐藤さんが作っています。

そして、この香り。もうすでに洋なしを超えています。

一杯につき丸々一個使用。
この洋梨は8杯限定です。(残り2杯)
2011-10-20 | 記事へ |
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洋なしカクテル3。
2011年10月09日(日)
洋なしのカクテルは、最後にバーズネストという
茶こしの目の粗いものでこしながらグラスに入れます。

その中に溜まった絞りカスを見て、

「なんかもったいないですね」

とお客様がおっしゃいました。

分かります。僕もそう思っていました。

実は、試作の時にその溜まった絞りカスを食べてみました。

安心してください。絞りカスは絞りカスでした。

洋なしの味はしませんでした。

洋なしの美味しい成分はこされて全てグラスに入っているようです。

ちなみに、食物繊維ってこのカスのことなんじゃないかと思って調べました。

確かに繊維質な食物繊維もあるのですが、
水に溶ける水溶性の食物繊維もあることを知りました。

おもに果物に含まれるのは水溶性の食物繊維。

食物繊維もしっかりとグラスに入っています。

「あれだけのがこんなけになるって、なんか贅沢ですね」

たしかに、贅沢ですね^^
2011-10-09 | 記事へ |
| 洋なしのカクテル |
洋なしカクテル2。
2011年10月06日(木)
昨日は、ノンアルコールで洋なしのカクテルをお作りしました。

先月の巨峰の時もノンアルコールでお作りしました。

巨峰はそのままでも美味しかったので心配ありませんでしたが、

今回の洋なしは、ジンという強い味方を得て完成させました。

さて、洋なしのノンアルコールはどうだったのか。

結果から言いますと、

「私は、巨峰のよりもこっちの方が好き」

とおっしゃってくださいました。(ホッ)

両方とも僕が作ったのですが、今回のその感想はなぜか嬉しかったです。

話は変わりますが、

実は、今はまだそんなに洋なしは店頭に出回っていません。

では、どこから洋なしを仕入れているのか。

それは、僕が仕事をしている間に、
妻が色んな店を回って探してきてくれているのです。

茨木、千里中央、山田、江坂、

もう何軒も何軒も回って見つけてきてくれているのです。

しかも、傷のついていない、綺麗で美味しそうな洋なしのみを探して。

もうすぐすると、洋なしも手に入れやすくなると思います。

それまでは、妻が見つけてきてくれたお店を頼りに仕入れて参りますv

「ちょっと先取り洋なしカクテル、ですね」
2011-10-06 | 記事へ |
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洋なしのカクテル誕生まで。
2011年10月04日(火)
洋なしに合うお酒は何だろう?

洋なしのカクテルは、そんなところから始まりました。

まず、ショットグラスに洋なしを入れ、つぶします。

それから、全てのグラスにスピリッツを混ぜていきます。
今回は、5種類で試しました。


一発で決まりました。

ジンです。

他のはどれも、洋なしの香りを引き立てませんでした。

薄めたり邪魔したり。

ジンだけが、バチィッ!ときました。

洋なしの、お酒のような芳醇な香りはジンなのじゃないかと思うくらい、
合っているというよりも、更に香りを引き立てているような、
そんな衝撃がありました。

では次は、どのジンなのか。
やはり検討します。


ここは二種類で悩みました。

どちらも甲乙つけがたい。

お酒の強い人にはタンカレー。
そう決めました。


やはり生の洋なしをペストルでつぶしていきます。


それにジンとパイナップルジュースを入れ、
ライムを絞って、豪快にシェーク。


お待たせいたしました。


「カクテル・ラ・フランス」でございます。
2011-10-04 | 記事へ |
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洋ナシのカクテル。
いよいよ始まりました。

フルーツカクテル第二弾!

「洋ナシのカクテル」

昨日、早速ご注文いただきました。

「洋ナシが果物で一番好き」

というお客様がいらっしゃいました。

カクテルも初日でいいお客様に出会いました。

「う」と「ま」の間に、「m」の音が入る、

「うmまっ」

と発してくださいました。

このひと言をいただける僕は贅沢ものです。

実は、久しぶりに営業前に緊張していました。

こんなにドキドキすることがあるんだろうかと。

ドキドキを撫で下ろせたような、そんな一日になりました。

ありがとうございます。
2011-10-04 | 記事へ |
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フルーツカクテル第二弾。
2011年09月28日(水)
17年前。

僕が18才の時、たぶん初めて洋ナシを見ました。

しかも、大量に。

洋ナシは西洋の梨だろうというだけの知識で、
ひたすら洋ナシを摘んでいました。

オーストラリアはメルボルン郊外にある、とある農園で働いていたのです。

梨だったらこのまま食べられるだろうと、
雇い主の目を盗んで食べていました。

昼飯代を浮かそうと食べました。

でも決して美味しいものではありませんでした。

「やっぱ、日本の梨の方が断然いいね」

と思っていました。

若かった。

それは、僕も洋ナシも。

そうです、洋ナシはもぎりたての緑色のままではまだ食べごろではないのです。

そんなことは知りませんでした。

収穫から一定期間を置くと果皮が黄色みをおびてきます。
さらに軸(頭の部分)にやわらかさを感じ茶色みをおびれば食べごろです。
皮に弾力が出てお酒のような芳醇な香りがたってきます。
果肉もやわらかくなり、美味しく食べることができるのです。

それをまったく知らずして、僕は洋ナシを分かった気になっていました。

そんな僕がこれほど洋ナシと向き合うことになるとは、
当時は想像もしていませんでした。

和梨に比べてシャリシャリとした食感は確かにありません。

でも、まろやかな食感、お酒のような芳醇な大人の香り。

口に含んだ時の甘い幸福感。

これが、洋ナシなんだよと、当時の僕に教えてあげたくなります。

ひたすら労働の元でしかなかった洋ナシ。

まさかこんな形で再会できるとは。

生フルーツカクテル第二弾。
『洋ナシのカクテル』完成しました。

売り出しは10月3日(月)から。

10月31日(月)までの一ヶ月限定です。


当時18才の僕です。
不安定なハシゴを使って、カンガルーのような袋に洋ナシを摘んでいきます。


袋がいっぱいになるとフックを外して底からザザ〜と箱に入れます。


そして、この箱一杯にして確か20ドルもらえました。
6時間くらいかかっていたので、時給にすると300円くらいですねw
2011-09-28 | 記事へ |
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