「一日の内で、何時間好きなことに費やしていますか?」
と聞いてくださいました。
パッと出た僕の答えは、24時間です。
寝ることも含めて、好きなことしかしていません。
好きなものしか食べないし、読みたい本だけ読んで、
観たい映画しか観ません。
筋トレしたり、最近はたまの洗車も好きです。
開店準備や買い出しも楽しんでやってます。
特に、丸氷やカクテル用の氷の仕込みは面白い。
職人気取りです。
元々何かを作るのは好きだったんだと思います。
そして、もちろんバーテンダーとしての仕事も好きでやっています。
開店準備でいうと、トイレ掃除ですら好きです。
ちなみに、店のトイレ掃除の基準は、
「便器を抱えてしばらく滞在できるか」
というところまでキレイにします。
トイレ掃除をしている僕を見た妻が笑ってしまうほど、
便器に顔を近づけてチェックしています。
キレイになったトイレは気持ちがいい。
これで、今日もいい準備ができたと嬉しくなるのです。
好きなことばかりするのは怠け者のようですが逆だと思います。
嫌なことばかりしている人の方が、人生の選択を怠けています。
嫌なことをわざわざ選択する人はいません。
ということは、選択していないということなのです。
仕方のないこともあると思います。
それでも、選択すれば何とかなったこともあるはずです。
会社で行きたくない飲み会に行かない方法は、
人の二倍仕事をすればいいのです。
仕事ができて、しかも人の二倍の量の仕事をこなしていれば、
飲み会に行かなくても誰も文句をいいません。
この選択をせずに、飲み会に行くからつらいのです。
今更仕事を替えられない人は仕方ありませんが、
若い人には選択の余地があります。
人の二倍の仕事をしたくないような仕事は、
やりたい仕事じゃないので辞めて正解です。
それなら、好きな仕事をして、飲み会に行かない方がよほど健康的です。
先日、
「二次会を勝手に抜け出して、一人で飲みに来ました」
というお客様がいらっしゃいました。
「明日怒られるだろうなぁ」
と言っていましたが、怒られる方がまだマシだという選択をちゃんとされたのです。
そして、一人で飲みに行く。
この選択肢は誰にでもある、ということです。
ただ、その後のフォローができるかどうかです。
フォローの方が断然楽です。
酔っ払った上司より、シラフの上司の方が楽なのです。
酔っ払った上司は、酔っ払っていても全部覚えています。
無礼講だと言われても調子に乗ってはいけません。
余計面倒くさいのが、酔っ払った上司です。
だから、飲み会は行かないのが正解なのです。
行かなくていいような状況をいかに作るかに、力を注いだ方がいいのです。
嫌なことを我慢するか、好きなことのために努力するか。
我慢と努力の違いなのです。
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