薪。
2008年07月09日(水)
熱いマンガや、自己啓発本を読んでいる時は、
なんだか自分もすごい人になれそうな気がします。
そして、
「よし、俺も頑張ろう!」
と思うのです。
しかし、一日も経てばいつもの日常に戻っています。
あの時の「頑張ろう!」はなんだったんだろう。
これは至極当然のことです。
まず、「頑張ろう!」に具体性がないのです。
「ビッグになろう!」みたいなものです。
今更身長が2mになっても困ります。
やくざ映画を見て、
「俺ものし上がってやろう!」
と意気込んでも、そもそも自分はやくざではないのです。
そして、自分のいる現社会でのし上がろう。
と思った瞬間、
「この業界では無理や。」
と意気消沈するのです。
やくざの方がもっと無理です。
急にデカいところに行き過ぎるのです。
そして、すぐにそこを目指して動こうとするから、
動けないのです。
動く前に、動ける大きさまで、
小さくする必要があるのです。
「働かずに生きていけるようになろう」
と思った時も、
「まずは、この本を今日中に読もう」
という、小さい目標にまで落として動くのです。
その目標すら達成できずに、
「働かなくていい状態」
なんて作れないのです。
火も大切ですが、
燃やしていく薪がないと燃え続けないのです。

2008-07-09 | 記事へ |