相談。
2008年07月12日(土)
「恋愛の相談をしてもいいですか?」
と聞いてくれました。
僕が相談に乗る時に心がけているのは、
『視点を変えてあげる』
ということです。
行き詰って相談に来てくれるのだから、
同じ視点では話が進みません。
「別れるか、別れないか」
で迷っている人の答えは決まっています。
でも行動に移せないから相談してくれるのです。
そんな時はこの二者択一だけでなく、
「他の選択肢はどんなのがある?」
と聞いてみます。
どうせ行き詰っているのだから、
これくらいの寄り道はありだと思うのです。
これは答えを見つけるための質問ではありません。
選択をしやすくするための質問なのです。
もっと言うと、選択を迫られた、
自分のことを知るための質問なのです。
ここに寄り道して、また本題に戻ります。
視点を変えるというのはこれだけではありません。
相手の立場に立ってみる。
自分を離れて観察してみる。
10年後の自分から見てみる。
「あかんやろ」と思っていることを肯定してみる。
色んな考え方、見方があります。
相談の内容にもよりますが、
僕はいきなり答えを言うようなことはしません。
ほとんどの人がいきなり答えを言ってしまいます。
言っている本人は「当然でしょ」
と思っているので仕方ありません。
でも、相談している人は答えはすでにあるのです。
背中を押して欲しいのでもありません。
今よりちょっと楽になりたいだけなのです。
そして、楽になると動けるのです。
視点を変えるというのは、
今ある荷物をちょっと下ろす作業でもあるのです。

2008-07-12 | 記事へ |