ウィスキーをカッコよく飲む。
2013年03月18日(月)
「ウィスキーをバーでカッコよく飲みたい」

というお客様がいらっしゃいました。

ウィスキーには何があって、どんな銘柄がいいのか、よく分からない。

という人は多いと思います。

ダサいと思われたくないのでウィスキーに手を出せない。

そんな人のために。

ウィスキーに詳しくなくてもカッコよく飲める方法。

その1.飲み方だけ決めておく。

飲み方には、メジャーなもので、

●ストレート(氷も水もなし)
●トワイスアップ(ストレートに同じ量の水を足す)
●ロック(丸氷のみ)
●ハーフロック(丸氷にウィスキーと水を1:1で)
●ミスト(クラッシュアイス)
●水割り
●ソーダ割り

という飲み方があります。

どれがカッコよくてどれがダサいというのはありません。

ロックがカッコいいと思えば、それでいいのです。

僕はお酒が強くなかったので、昔はずっとジャックダニエルの水割りを飲んでいました。

同じジャックダニエルでも店によって全然味が違います。

作り方や入れる水の量が違うからです。

それを楽しめればいいのです。

そして、飲み方が決まれば、

「ウィスキーをハーフロックで何か美味しいのを」

と注文できます。

その2.スコッチとバーボンの違いだけ知る

先日、ウィスキーを飲みたいというお客様に、まずはスコッチのシングルモルトを飲んでいただきました。

そして、次に、バーボンを飲んでいただきました。

バーボンを飲まれたときに、

「あ、僕はこっちの方が好きかも」

とおっしゃいました。

これで、スコッチとバーボンの違いを少しでも分かってもらえました。

次からは、

「バーボンのロックで何か美味しいもの」

と注文できます。

その3.美味しそうに飲む

バーボンのロックに、チェイサーの水をチョロっと注いで、

氷を指でグルグルッっと回して飲まれる方がいます。

実に美味しそうに飲まれます。

飲み方に決まりはありません。

自分が美味しいと思えば、どんな飲み方でもカッコいいのです。

大先輩のバーのマスターが来てくださったとき、

ウィスキーにドランブイ(ウィスキーベースにハーブや蜂蜜を漬けて作ったリキュール)を少し足して飲まれていました。

これを実に美味しそうに飲まれていたのです。

素人にはマネできないような飲み方に見えますが、

美味しいと思えれば何でもありなのです。

だから、美味しいと思えるウィスキー、そして、飲み方を見つければ、

ウィスキーに詳しくなくてもカッコよく飲めるのです。

それが一つ見つかれば、新地のバーに行っても気後れしません。

たとえ、注文した銘柄がそのバーに置いていなくても、

「では、それに近い何かお勧めをもらえますか?」

と堂々と言えばいいのです。

そして、飲んで一言、

「あ、これも美味しいな」

と言えれば決まります。

初めてのバーでもカッコよくウィスキーを飲む一つの方法は、

たくさん知っていることではなく、自分流を一つ知っていることなのです。


初めてウィスキーを試される方に。こんなのどうでしょう。


2013-03-18 | 記事へ |