異性にふられたことがなければふられた人の気持ちは分かりません。
逆に、ふったことがなければ、ふった人の気持ちも分からないのです。
ふられた人は、
「なんでふられたのか分からない」
と言います。
ふられた理由を探すのは、自分の非を認める行為になるので、
自分では見つけられません。
「私に悪いところがあるなら教えて」
と聞いても、教えてくれないか、
「何度も言ってたじゃないか」
と言われてしまいます。
聞いても理解できないのです。
ふられた理由は、相手の気持ちにならないと分かりません。
ふられた相手の気持ちになんて、普通はなりたくありません。
だから、いつまでたっても分からないのです。
人の気持ちが分かるというのは、相当な経験者です。
やったことがなければ、普通は分からないのです。
経験をするというのは、それだけで価値があるということです。
知識ばかりで頭でっかちな人が、どこか冷たく感じるのは、そこに経験がないからです。
あ、僕も気をつけなければいけないな、と、
書きながら自分自身に説教していました。
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