福井県にある恐竜博物館に行ってきました。
単に、恐竜の化石や模型を見て楽しむのではなく、
僕はちょっと違った楽しみ方をしてきました。
「僕が館長ならこうするのにな」
と考えて周ったのです。
これはすごく楽しかった。
どんどんアイデアが出てきました。
それは、無責任だからです。
本当の館長なら、すぐに、
「それは無理やろ」
とアイデアを自分でつぶしてしまいます。
「この大きな恐竜の形をした化石の上に乗って写真が撮れたら親も子供も喜ぶやろな。
更に、その写真をブログに載せてもらうと口コミにもなるし。
恐竜を月替わりにしたらリピートする理由にもなる」
と考えても、
「あかん、危険や」
とつぶしてしまいます。
でも、責任のない僕には、
「どうやったら安全だろう」
と考える余地ができるのです。
「大きなものばかりでは疲れるので、
ミニチュアの世界で見られるようにしたらいいのに」
とか、
「進化していく過程を自分が動くことで体験できる」
とか、
「地球ができた経緯の映像なんてすごくいいのに、
もう一歩進んで、その46億年の長さを分かりやすく表現できたら感動するのに」
なんて考えるのです。
単なる表は見にくいのです。
「それをするための予算は、ここの一角を無くして」
と本当に無責任に楽しんでいました。
「せめて、『恐竜に食べられそうになる体験』くらいの遊びが欲しいな」
と、もう止まりません。
入場料500円でどんだけ元取んねん。
というくらい楽しませてもらいました。
そして、アイデアを出すには無責任になることだと気づきました。
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