氷のグラス
2016年08月27日(土)
2016-08-27 | 記事へ |
転校生。
オープン当初からの常連のお客様に、

「新しくモルトを入れようと思うのですが、

何かご要望はありますか?」

と、聞きました。

「そうやなぁ、何がええかな。皆の好みもあるしな…」

と、どこまでも店のことを想ってくれる姉さんです。

僕は、

「いやいや、○○さんの好みでいいですよ。」

と、答えると、財布の中から、

「宝物やねん」

と、モルトの名前がたくさん書かれた紙を出されました。

僕の店ができる前に通っていたバーのマスターに、

当時好んで飲んでいたモルトの名前を書いてもらったそうです。

丁寧に書かれた紙にマスターの愛情を感じ、

それを14年以上も、宝物だと財布にしまっていた気持ちに感動です。

恭(うやうや)しく出された紙には、もう手に入らなくなったモルトもありました。

その中かから、今でも手軽に飲めるモルトを選ばれました。

『グレンマレイ 12年』

ボトル棚に、常連様が選んだ転校生が並びました。

p.s.
あ、これは○○さんやな、
と分かった方はレインフォレスト通ですね^^
ありがとうございます。
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