応答。
2010年08月09日(月)
先日、興味深いグチを聞かせてもらいました。

ベテランの事務職の方なのですが、
『新人の営業マンに電話をかけた時の応対に腹が立つ』という話でした。

伝言を頼まれたので、その新人の営業マンに電話をすると、

「何かありましたか?」

と言うらしいのです。

特に問題は無さそうな言葉です。

ただ、これが問題なのです。

「何かありましたか?」
や、
「どうしたんですか?」
という言葉は、基本的に上から下に言う言葉のような気がします。

部下が上司に、
「あの〜」
と言って上司が、
「どうしたんだ?」
と言う会話です。

上司が部下に、
「○○君、ちょっと」
と言った時に、
「どうしたんですか?」
と言うのはちょっとおかしい。
「はいっ」
と言うのが正解です。

「何かあったんですか?」

「どうしたの?」
という質問は、マイナスが前程の事が多いのです。

「何かいいことありました?」
とは違うのです。

先の返答も、
「僕、何かやらかしましたか?」
と言うならまだ許されるのです。

先輩に対して、
「何かありましたか?」
と言うのは、その先輩が何かをやらかしたように聞こえるのです。

これは確かに気分が悪いと思います。

僕も彼女から電話があると、
「どないしたん?何かあった?」
と聞いてしまいます。

これにはハッピーな要素は含まれていません。

自分では、電話がきたので、
「何かあった?」
と思っているだけなのですが、きっといい返答ではないと思いました。

そもそも、用事があるから電話してきているわけで、
用事がなくても声が聞きたいという用事があったわけで、
「どうしたん?」
と聞く必要も無いはずなのです。

何気なく使っている言葉が、相手を不愉快にさせていることがある。
と、そんなことを気づかせてもらいました。

「マスター聞いて〜」
と言われたら、
「どうしたんですか?」
でいいのです。
その後は、
「彼とケンカしたんです」
のような話になります。

いい事があった時は、
「マスター」
の後にいきなり、
「彼氏ができました」
と続くのです。

「どうしたんですか?」
は、やはりマイナスな質問なのです。

2010-08-09 | 記事へ |