先日、興味深いグチを聞かせてもらいました。
ベテランの事務職の方なのですが、
『新人の営業マンに電話をかけた時の応対に腹が立つ』という話でした。
伝言を頼まれたので、その新人の営業マンに電話をすると、
「何かありましたか?」
と言うらしいのです。
特に問題は無さそうな言葉です。
ただ、これが問題なのです。
「何かありましたか?」
や、
「どうしたんですか?」
という言葉は、基本的に上から下に言う言葉のような気がします。
部下が上司に、
「あの〜」
と言って上司が、
「どうしたんだ?」
と言う会話です。
上司が部下に、
「○○君、ちょっと」
と言った時に、
「どうしたんですか?」
と言うのはちょっとおかしい。
「はいっ」
と言うのが正解です。
「何かあったんですか?」
や
「どうしたの?」
という質問は、マイナスが前程の事が多いのです。
「何かいいことありました?」
とは違うのです。
先の返答も、
「僕、何かやらかしましたか?」
と言うならまだ許されるのです。
先輩に対して、
「何かありましたか?」
と言うのは、その先輩が何かをやらかしたように聞こえるのです。
これは確かに気分が悪いと思います。
僕も彼女から電話があると、
「どないしたん?何かあった?」
と聞いてしまいます。
これにはハッピーな要素は含まれていません。
自分では、電話がきたので、
「何かあった?」
と思っているだけなのですが、きっといい返答ではないと思いました。
そもそも、用事があるから電話してきているわけで、
用事がなくても声が聞きたいという用事があったわけで、
「どうしたん?」
と聞く必要も無いはずなのです。
何気なく使っている言葉が、相手を不愉快にさせていることがある。
と、そんなことを気づかせてもらいました。
「マスター聞いて〜」
と言われたら、
「どうしたんですか?」
でいいのです。
その後は、
「彼とケンカしたんです」
のような話になります。
いい事があった時は、
「マスター」
の後にいきなり、
「彼氏ができました」
と続くのです。
「どうしたんですか?」
は、やはりマイナスな質問なのです。
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