葉巻を使いこなそう。
2011年06月03日(金)
友達が葉巻を始めたと聞いて、
僕もまた吸いたくなりました。

6年前のある時、インターネットで、

「タバコは吸わないけど、誕生日の日だけ葉巻を吸っています」

というイギリス人の話を読みました。

更に、

「葉巻は時間を吸う」

という言葉に惹かれました。

カッコいい。

調べるほどに、葉巻は奥の深いものだと知りました。

吸い口をカットしていきなり火をつける。

なんてことはしません。

葉巻の香りを楽しみ、どんな味だろうと想像し、

吸い口を静かにカットして、マッチであぶるように火をつけるのです。

まだ口にはくわえません。

ゆっくり焦がしていくのです。

ある程度火がまわるとそこで初めてふかすのです。

ポッポッと。

僕が好きなのはまだこの瞬間ではありません。

楽しみはこれからなのです。

と、話せば長くなります。

というわけで、開催されない会、第二弾!

『葉巻を使いこなそう』


例えばこんな時のために。

狙っていた女性と一流ホテルのバーに行ったのに、

ふられて先に帰られてしまった。

そんな時、

「僕は葉巻が吸いたかったので先に帰したのさ」

と見栄をはれます。

そこで、カッコよく吸えるかどうか。

大事です。

すると、カウンターの隅で一人で飲んでいた美女に声をかけられるのです。

「葉巻、いいですね」

と。(なんか妄想が古いw)

僕の場合、違うのですが、葉巻はしおりです。

匂いを感じる嗅覚は五感の中で一番脳に近いそうです。

だから、匂いを伴う記憶はアクセスしやすいと聞きました。

葉巻は、何かいいことがあった時に吸っています。

すると、後日葉巻を吸うと、その時の記憶がよみがえるのです。

何年後でも、しおりを挟んだ本をパッと開くように。

1本で約1時間、一人でひたれるのです。

結局話が長くなりました。

タバコみたいに何本もスパスパ吸うのではなく、一年に一度、

『ここ』という時のために葉巻を覚えておきませんか?


ちなみに、ここまで書いておいて、煙が強烈なため、
通常の営業中は葉巻はご遠慮いただいております。

葉巻の会は、店を貸し切りにした時にどうぞ。

2011-06-03 | 記事へ |