夢を語ろうと言うと、
「現実が大切だ」
と言われます。
「夢は叶えないと意味がない」
と言われます。
「だからもっと現実的な話をしよう」
と。
分かっていません。
現実は確かに大切です。
夢だって叶えないと、ただのホラ吹き扱いです。
それでも、まずは夢を語ることが大切だと思うのです。
夢でもなんでもないですが、
「温泉に行こう」
という話になった時に、
「とりあえず温泉で一風呂浴びてから、夕食でしょう」
「で、その後、温泉街をうろうろして、
また帰って温泉につかって」
「いいねぇ」
「で、部屋でまったりビールでも飲みながら語っちゃう?」
って話が盛り上がって、
「ほな、俺予約しとくわ」
という現実になるのです。
それを、温泉に行こうのあといきなり、
「予算は?」
「日にちは?」
「予約は誰が取る?」
って話をされると、
「温泉また今度でええか」
となるのです。
現実的な話は面白くないのです。
夢を語ってそれが叶わないのは、それほどでもないからです。
だから現実的な話をしても現実化しないのです。
語っているうちに、どうしてもやりたくなって、
そうすると勝手に体が動くのです。
動き出した時に初めて現実的な話が必要になるのです。
だからどんどん夢を語りましょう。
叶えなくてもいいのです。
本気で熱くなった夢は、もうどうしても叶うのです。
そうなった時は、
「生活はどうするの?」
と言う言葉は出てきません。
今、妻の友達が世界一周の旅に出ています。
いくら貯めたのか聞いていませんが、貧乏旅行だと思います。
夢を叶えているのです。
そんな彼に、
「生活はどうするの?」
という質問はおかしい。
夢を叶えることに比べたら生活することなんて何でもありません。
余裕で生活できます。
それよりも、大変で大事なことがあるのです。
それを乗り越えないと夢は叶いません。
だからそのエネルギーを溜めるために、
「夢を語りましょう」
ということなのです。
|