微笑みの国 Vol.2。
2011年08月31日(水)
町を歩いていると、

「ニホンジンデスカ?」

と声をかけられ、返事をすると、

「ヤマモトヤマ」

と高い確率で言われました。

さらに続いて、

「アジノモト」

と言われます。

どう返していいのか分かりません。

何度通っても必ず、

「ヤマモトヤマ」

と言われるので、思わず、

「味の素」

と答えてしまいました。

なんじゃこりゃ?
合言葉か?

プールサイドのバーでは、僕が日本人だと分かったバーテンダーさんが、

「ゲンキデスカ?」

と聞いてくれました。

ここで日本人はよく、

「おぉ〜日本語上手ですね」

というような反応をしてしまいがちです。

僕はちゃんと、

「元気です。ありがとう」

と流暢な日本語で返しました。

するとバーテンダーさんはすごく喜んでくれました。

通じたことが嬉しいのです。

僕も良く分かります。

タイ語で注文して、スッとオーダーが通った時が一番嬉しい。

そこで、

「おぉ〜タイ語話せるの?」

という会話はいらないのです。
(結局そんなに話せないですしねw)

タイは、微笑みの国だと言われています。

今回は特に、たくさんの笑顔に包まれました。

これはなぜだろうと考えました。

タイに行ったことのある人で、

「全然微笑みの国じゃなかった」

という人もいます。

それは、初めにその人が微笑んでなかったのです。

目が合ったら笑顔で挨拶しよう、という心構えがあれば、

目が合った瞬間に、お互いが笑顔で挨拶できるのです。

これが、プーケットにいる9割以上の人にある感覚だと思うのです。

だから、タイ人だけでなく欧米の人ともよく挨拶をかわしました。

この時の笑顔がいい。

力が抜けているのですね。

ホテルから大通りに出る道沿いに何軒ものマッサージ屋さんが並んでいます。

前を通ると、

「マッサァージ?」

と声をかけられるのですが、ほとんどの店に入り、

数日もすると、

「サワディーカー(こんにちは)」

や、

「ハロー、ハワユー?ウェーユーゴー?(where are you going?)」

と声をかけられるようになりました。

何度も通って恥ずかしいので、道路の向かい側を歩いていても、
向かい側から声をかけてくれます。

「スィーユーレイターナ(また後でね)」

と先に言われたりします。

こうなってくると嬉しいし、楽しい。

しかも、なぜか皆笑っています。

僕ら夫婦もこの通りではずっと笑っていたと思います。

その道沿いにある、洋服の仕立て屋さんのお兄さんが言ってくれた、

「You guys are the most beautiful couple in the world!(君たちは世界でもっとも美しいカップルだよ)」

と、この流暢さは皆に言っていると思うのですが、

こういうのも素直に嬉しかったですね。

ずっと同じところに滞在するとこういう楽しみもあります。

雨でも問題なく楽しめたのは、そこにいる人々が、
みんな晴れ晴れとしていたからだと思います。

だからといって、タイに行けば皆が笑いかけてくれるわけではありません。

まずは自分から笑顔を作る。

微笑みの国は自分の中にあるのだと気づきました。

2011-08-31 | 記事へ |
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