アンパンマンのマーチ。
2012年01月19日(木)
子供のいるお父さんやお母さんは、
あらためてアンパンマンのマーチを聞いて、

「実は深い歌なんですよ」

と教えてくれます。

あまりにも教えてくれる人がいるので、
あらためて聴いてみました。

深いなんてもんじゃないです。

深すぎます。

今日の妻との夕食時の会話テーマは、

『アンパンマンのマーチについて』

でした。

もし、子供ができて子供に、

「お父さんはなんのために生まれて、
何をして生きるの?
何がお父さんの幸せで、何をしてよろこぶの?」

と聞かれた時に、ちゃんと答えられるのか。

妻は僕に、

「答えられる?」

と聞いてきたので答えてあげました。

「・・・ということです。分かる?」

と聞くと、子供みたいに、

「分からない〜」

というので、また一から言葉を変えて教えてあげました。

こんな練習は大切です。

「食パンマンやカレーパンマンは友達じゃなのか」

という冗談のような問いに、妻は、

「あの二人は同僚や」

と答えました。

同僚は友達とは確かに違います。

ちなみに、「愛と勇気だけが友達」というくだりは、
色々考えられます。

友達の定義を、「生きていくために必要なもの」
とすれば、愛と勇気は必要です。
ゆえに、愛と勇気が友達になります。
A=B、B=CはA=Cです。

愛と勇気だけ、と『だけ』にしてしまうのは、強調です。

お金だけが大切と言われると、無茶苦茶お金に執着している感じです。

愛と勇気がそれほど大事だということです。

アンパンマンの登場キャラクターの多さはギネス級だと、
あるお客様に聞きました。

みんな友達だと思うのですが、多すぎます。

だから、ひとまとめにして、愛と勇気に絞ったのかもしれません。

カレーパンマンも食パンマンも、愛と勇気なのです。

サッポロ生ビール黒ラベルのCMで、「大人エレベータ」というのがあります。

妻夫木聡さんが北野武さんに、禅問答のような質問をしています。

その中で、

「友とは?」

という妻夫木さんの問いに、武さんが、

「そのひとにとって自分がね、一番負担にならない人になればいいんだと思うよ。
だから何かしてやんないし、してもらいたくもないという関係をどこまでがんばれるかって。」

と答えています。

なんだかすごく分かります。

アンパンマンもそうなのかもしれません。

だから、助けたり助けられたりするアンパンマンにとって、
友達は愛と勇気だけなのかなと。

これは、ちょっとひねくれた解釈ですね。

また、最後のくだりが素敵です。

これは、妻の意見です。

「人はね、辛いことや悲しいことがあって輝きを失ってしまうことがある。
そんな人のために、ほほえんで寄り添ってあげることが大切なんだよ」

『時は早くすぎる。光る星は消える。だからきみは行くんだ、ほほえんで』

本当は、諸行無常をうたっているのですね。

2012-01-19 | 記事へ |