これから日本人の幸せ指数は上がっていくと思います。
国民全員が右へならえの時代から、個人の時代になっていっています。
競争社会といいながら、結局目指すところは同じでした。
今は運動会で手をつないで皆でゴールするという話があります。
結構なことだと思います。
競争させると言ってもたかだか学校内でのことです。
そんな狭い世界で一等だろうが二等だろうが関係ありません。
走るのが苦手な子と走って一等賞になって、何が嬉しいのでしょうか。
その競争に何の意味があるのでしょう。
それなら、グッと我慢して皆でゴールするという協調性を育ててもいいのかもしれません。
勉強ができるのも足が速いのも結構なことです。
でも、だから何なのでしょうか。
これからは全員でそんなことを競わせる時代ではなくなってくると思います。
苦手なところで戦わされて、負け組みになる。
そんな競争社会でどうやって幸せだと思える人を育てることができるのでしょうか。
これからは、人それぞれ目指すところが違ってくると思います。
頑張れる場所の選択肢も増えていきます。
隣の芝をうらやましいと思わなくていいのです。
それだけでもう幸せです。
グッと我慢してゴールした子供達の中には、
大人になって自由に競争できる社会で大いに活躍する人が出てくると思います。
我慢というエネルギーは大きいのです。
これまでの日本人の幸せは、誰かと比べてどうか、
というところで測ってきました。
それではいつまでたっても幸せにはなれません。
では、これから若い人たちはどこを目指すのでしょうか。
もし、幸せ指数を上げたいと思うのなら、
目指すところは、自分なのです。
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