僕は、相手の話に反対したいわけではありません。
見えてないところを見せてあげたいだけなのです。
どっちの目線からも見えていて、全体像が把握できると、
考え方も変わってきます。
片方からの視点だと、どうしても行き詰ってしまいます。
僕は小学生のころいじめられていました。
と思っていました。
大人になって、いじめていた友達に会い、思い切って聞いてみました。
「俺のこといじめていたよな」
と。
すると、意外な答えが返ってきました。
いじめる側には、いじめる側の人生があり、考え方があります。
この何十年間、ずっと誤解していたのです。
それは、いじめられた側だけの視点で物事を見ていたからです。
僕が相談に乗る時は、その人の言い分と、登場する人の言い分の両方を見ています。
この人に、そんな風に言われたら、こんな気持ちになっただろうな。
というのがだいたい分かります。
だから、単になぐさめるようなことは出来ません。
たまに、言い過ぎたかも、と心配になることがあります。
そんな時に限って、後日、
「あの時は気づかなかった意見を聞けてよかったです」
とお礼を言って下さいます。僕はただ、ホッとするだけですが。
愚痴を言いたいだけなら、友達や同僚でいいと思うのです。
「分かる〜」
という軽いのりで聞かれるのが嫌になったら、
レインフォレストでお待ちしております。
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