聞く視点。
2012年04月12日(木)
僕は、相手の話に反対したいわけではありません。

見えてないところを見せてあげたいだけなのです。

どっちの目線からも見えていて、全体像が把握できると、

考え方も変わってきます。

片方からの視点だと、どうしても行き詰ってしまいます。

僕は小学生のころいじめられていました。

と思っていました。

大人になって、いじめていた友達に会い、思い切って聞いてみました。

「俺のこといじめていたよな」

と。

すると、意外な答えが返ってきました。

いじめる側には、いじめる側の人生があり、考え方があります。

この何十年間、ずっと誤解していたのです。

それは、いじめられた側だけの視点で物事を見ていたからです。

僕が相談に乗る時は、その人の言い分と、登場する人の言い分の両方を見ています。

この人に、そんな風に言われたら、こんな気持ちになっただろうな。

というのがだいたい分かります。

だから、単になぐさめるようなことは出来ません。

たまに、言い過ぎたかも、と心配になることがあります。

そんな時に限って、後日、

「あの時は気づかなかった意見を聞けてよかったです」

とお礼を言って下さいます。僕はただ、ホッとするだけですが。

愚痴を言いたいだけなら、友達や同僚でいいと思うのです。

「分かる〜」

という軽いのりで聞かれるのが嫌になったら、

レインフォレストでお待ちしております。

2012-04-12 | 記事へ |