『花無心招蝶 蝶無心尋花』
という言葉があります。
花は無心で蝶を招き、蝶は無心で花を尋ねる。
そこに、損得勘定はありません。
ただ、ひたすら無心で花を咲かせ蝶は無心で花粉を運ぶという流れがあるだけなのです。
この「花無心」という言葉が好きです。
店をしていて目指すところはそこにあります。
欲を捨て、ただ無心で待つ。
必要な人は扉を開け、必要でない人は通り過ぎる。
そんな、自然な流れが美しいと思うのです。
昨日来てくださったお客様がおっしゃいました。
「今日は、その角を左に曲がって家に帰ろうと思っていたのに、
なぜか右に曲がって、気がついたらここに来てましたw」
蝶無心。
必要な蜜を提供できていればと願います。
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