夢。
2012年04月22日(日)
ご年配の方が後悔することで多いのは、

「若い内にもっとチャレンジしておけばよかった」

ということらしいです。

でも、これはちょっと違うと思います。

その方が、もし今若くなってもきっとチャレンジしないと思います。

その時にできなかった、しなかったことが全てです。

それほどチャレンジャブルなことではなかったのです。

親に反対されて夢を諦める人がいます。

その人は、諦めて正解なのです。

それくらいの夢ならやってもやらなくても同じです。

後悔しているご年配の方は若者に、

「若いうちはもっとチャレンジしておけよ」と言います。

後悔していないご年配の方はそんなことは言いません。

チャレンジしておけと言われた若者は焦ります。

次にどうするかというと、「そのための夢が欲しい」となるのです。

これは順番がおかしくなっています。

夢は叶えるものであって、手に入れるものではありません。

夢を持つことが目標になってしまっているのです。

とにかく夢を持たなきゃと焦っています。

それで見つけた夢は、彼女に反対されたくらいで折れるような夢です。

夢を持つよりももっと大事なのは、目の前の仕事にチャレンジを見つけるということです。

チャレンジは夢だけではありません。

小さなことでいいのです。

昨日より一つ多くチャレンジしよう、でいいのです。

それを、「大きなチャレンジをたくさんすれば良かった」

というニュアンスでおじいさんの話を聞くと迷うのです。

話を聞くなら、後悔していないおじいさんの話を聞くべきです。

できなかった話を聞いても前には進めません。

「俺はこんなチャレンジをした」

というご年配の方の話にこそ、夢があるのです。

2012-04-22 | 記事へ |