ご年配の方が後悔することで多いのは、
「若い内にもっとチャレンジしておけばよかった」
ということらしいです。
でも、これはちょっと違うと思います。
その方が、もし今若くなってもきっとチャレンジしないと思います。
その時にできなかった、しなかったことが全てです。
それほどチャレンジャブルなことではなかったのです。
親に反対されて夢を諦める人がいます。
その人は、諦めて正解なのです。
それくらいの夢ならやってもやらなくても同じです。
後悔しているご年配の方は若者に、
「若いうちはもっとチャレンジしておけよ」と言います。
後悔していないご年配の方はそんなことは言いません。
チャレンジしておけと言われた若者は焦ります。
次にどうするかというと、「そのための夢が欲しい」となるのです。
これは順番がおかしくなっています。
夢は叶えるものであって、手に入れるものではありません。
夢を持つことが目標になってしまっているのです。
とにかく夢を持たなきゃと焦っています。
それで見つけた夢は、彼女に反対されたくらいで折れるような夢です。
夢を持つよりももっと大事なのは、目の前の仕事にチャレンジを見つけるということです。
チャレンジは夢だけではありません。
小さなことでいいのです。
昨日より一つ多くチャレンジしよう、でいいのです。
それを、「大きなチャレンジをたくさんすれば良かった」
というニュアンスでおじいさんの話を聞くと迷うのです。
話を聞くなら、後悔していないおじいさんの話を聞くべきです。
できなかった話を聞いても前には進めません。
「俺はこんなチャレンジをした」
というご年配の方の話にこそ、夢があるのです。
|