休日の充実。
2012年05月05日(土)
「せっかくだから充実した休日を過ごしたい」と多くの人が望みます。

この充実を、数や量にまかせると結局充実しなくなります。

例えば、映画を一日に5本観ても、
「充実した一日」にはならないのです。

それよりも、一本の映画を観て、一生心に残るような作品に出会えたら、
それは充実した一日になります。

2時間マッサージを受けるよりも、
30分の鍼灸でずっと痛かった腰の痛みがなくなる方がいいのです。

2時間マッサージを受けたことに満足してしまうのですが、
充実とはまた違う話になります。

充実は達成感にもあります。

目標があって、それに向けて一歩進めたと思えると充実した一日になります。

夏までにムキムキの体を目指して一日に100回腕立て伏せをすると決めます。

そして、100回できた一日は、それで一歩です。

逆に、何の目標もなしに、ちょっと腕立て伏せでもしてみようかな、
と100回しても、それは一歩でもなんでもないのです。

充実感はありません。

「本を一冊読もう」というだけでなく、

「この本を一冊読んで、今悩んでいる答えを出そう」

という意気込みで読めば充実感に近づけます。

何時間寝たとか、何日休んだというのは充実とは関係ありません。

たった一瞬でも一生の思い出ができるだけで、

その日は充実した一日になるのです。

2012-05-05 | 記事へ |