世界基準。
2013年01月27日(日)
会社員の方が、“最近の若者話”をしていました。

「何もかも全部言わなければできない。してくれない。」

という話でした。

ただ、世界をみれば、それは世界基準です。

「暗黙の了解」「推して知る」世界があるのは日本くらいです。

中国と取引をしている友達は、

「中国人は、1から10まで言ってもやってくれない」

と言っていました。

先日行ったバンコクでマッサージに行きました。

妻は左肩を手術して、触られただけで痛いので、

毎回マッサージのおばちゃんに、

「手術を受けて痛いので、左肩は触らないでください」

と言っています。

どのおばちゃんも毎回ちゃんと、

「OK〜OK」

と、返事しています。

にもかかわらず、ふと見ると、

しっかり左肩をマッサージされているのです。

言うのも面倒くさくなったのか、妻はじっと耐えていました。

ある日、走ったあとにマッサージに行きました。

走ったあとは、ふくらはぎは敏感になっています。

そのふくらはぎを、グリ〜と押されてしまいました。

その瞬間、バンッと重い痛みと同時にふくらはぎがつったのです。

「いててててッ」

と言って、自分で足の親指をもって伸ばしました。

やさしくしてと言わなかった僕が悪いので、別にそれはいいのです。

そしてこれも別にタイ人の性格だと知っているのでいいのですが、

一言も謝りません。

日本だと、

「申し訳ございません。大丈夫ですか」

と、きっと言われると思います。

タイ人は違います。

あれ?なに?どうしたの?

という顔で、まださらに黙って僕のふくらはぎを触ってくるのです。

思わず日本語で、

「ちょっと待って。ちょっと今触らんとって」

と言ってしまいました。

これが世界基準です。

こんなことで文句を言っては、海外旅行はできません。

言ってもちゃんとやってくれない、と理解していれば、

言わないとしてくれないのは当然だと思えます。

最近の若者が理解できなくなったら、東南アジアに行きましょう。

きっと、みんな許せると思います。

2013-01-27 | 記事へ |