「モチベーションを保つ秘訣はなんですか?」
と聞かれました。
参考にならないかもしれませんが、
「好きなことをすることです」
モチベーションを一時的に上げるのは簡単です。
ご褒美を用意すればいいのです。
でも、それは一時的なものです。
給料を上げてもらうのも同じです。
モチベーションは持続させることが大事です。
それの一番の方法は、やはり、
「好きなことをする」です。
では、その好きなことが好きではなくなったらどうするか。
モチベーションを保つ他の方法があります。
まず、求められていることをする。
求められると、そこが自分の居場所になります。
自分の居場所が見つかるとモチベーションになります。
ディズニーランドのミッキーマウスのモチベーションが高いのは、
みんなに求められているからです。
もし、ミッキーが子供から蹴られまくり、
お客さん(ゲスト)から、
「私、ミッキー嫌い」
と言われ続けたらどうでしょう。
どんなに自分がミッキーマウスが好きでも、
やる気をなくすのではないでしょうか。
嫁と子供のために頑張れるお父さんも求められているからです。
モチベーションのもう一つは、
「それをやる意味」です。
それをやる意味が自分なりに納得できていればモチベーションは下がりません。
ディズニーランドに、カストーディアルという清掃の仕事があります。
この仕事は、ディズニーランドでも人気の仕事だそうです。
清掃の仕事で、なぜここまで楽しんで仕事ができるのか。
それは、その仕事に意味を見出しているからです。
ディズニーランドではごみは15分以内になくなると言われています。
これはカストーディアルの人たちのおかげです。(本当はキャスト全員が清掃員だそうですが)
魔法の国を作るためにはごみが落ちていてはいけません。
その魔法の国を作っているのだという意識が、モチベーションになるのです。
人が一番つらいと思う仕事は、意味のない仕事だといいます。
「ここに大きな穴を掘って」
と言われて穴を掘る。すると次に、
「では、その穴を埋めておいて」
と言われる。そしてまたすぐに、
「さっきと同じ穴を掘って」
と言われて、掘るとまた埋めてと言われる。
こんな仕事が一番つらいのです。
その作業になんの意味もないからです。
働く理由は、お金を稼ぐため、でもいいのです。
でも、それをやる意味はお金ではありません。
意味まで考えると、モチベーションが保てるのです。
|