What do YOU...
2013年06月27日(木)
英語の、

「What do you think?(どう思う?)」

と、日本語の、

「どう思う?」

は、大きく違います。

英語にはちゃんと、「You(あなたは)」が入っています。

日本語で、

「どう思う?」

と聞かれた人は、自分の意見ではなく、

一般的にどう思われているかを答えようとします。

これが、あまり自分を語らない、奥ゆかしい日本人の形です。

だから、

「あなたはどう思うのですか?」

という質問が、苦手です。

英語では、カップルでケンカすると、

「What do you want?(あなたの望みは何?)」

と、聞きますが、日本人は、

「私はどうすればいいの?」

と聞きます。

主語が違います。

これも、いいように考えれば、相手を責めず、自分が何かしてあげたいという、

日本人の控え目さのように聞こえます。

外国のほうが、「私が、私が」のイメージですが、

それと同時に、「あなたは?」という、二人称を大事にしています。

日本人は、一人称と一般論です。

相手自身のことはあまり聞きません。

それは、失礼にあたると思っているからです。

だから、結婚している人に、

「お子さんは?」

と聞いてしまうのです。

お子さんは三人称です。

結婚していない人に、

「ご結婚は?」

とは、気分が違うのです。

それはさておき、これから日本人が問われていく質問は、

「What do you think?」



「What do you want?」

です。

一般論では幸せになれなくなった今、

これに立ち向かうと、自分が見えてきます。

自分の幸せが見えてくるのです。

2013-06-27 | 記事へ |