ほ・ね・の・き。
2013年12月06日(金)
目上の人に言ってはいけない、『ほ・ね・の・き』を教えていただきました。

ほ・誉める言葉

ね・ねぎらいの言葉

の・能力をたずねる言葉

き・許可を与える言葉

感銘を受けたのは、誉めてはいけないということ。

誉めるのは上からの言葉なのです。

では、なんと言えばいいのか。

教えていただいた言葉は、

「感服いたしました」

というような、下からの言葉だということです。

これで何かスッキリ分かったことがありました。

「誉められて嫌な人はいないだろう」

と思っていました。

あるとき、「誉め」とタイトルにある本を片っ端から読みました。

誉め上手になろうと思ったのです。

ところが、読めば読むほど、誉めるのは難しいことだと知りました。

そして、たどり着いたところが、

「大事なのは、『誰に』、誉められるか」

ということだと気づきました。

誉め言葉をたくさん知っているよりも、

「この人に、誉めてほしい」

と思われる人にならないと、まったく意味がない、ということなのです。

そして、今回の、

「目上の人には、誉める言葉を言ってはいけない」

ということ。

当然のことでした。

もう一つ、ねぎらいの言葉。

「ご苦労様でした」

という言葉は目上の人に言ってはいけないのは分かります。

では、

「お疲れ様でした」

という言葉。

これもねぎらいの言葉です。

「ギリギリセーフかな」

と教えてくださいましたが、

「本当はそれよりも、『ありがとうございました』がいいよね」

とおっしゃいました。

素敵な言葉です。

「お疲れ様でした」

と言われるよりも、

「ありがとうございました」

と言われる方が嬉しい。

そしてさらに、

「たとえ、お世話をしてあげた人にも、

『お世話になりました』

と言うこともできる」

と話してくださいました。

この日本人の美徳。文化。

ジョン・レノンが一番好きだったという日本語、

「おかげさまで」

このような誇らしい日本の文化は、ずっと残っていくといいなと思いました。

2013-12-06 | 記事へ |