いつも妻はランニングに付き合ってくれます。
いままでは僕の後ろをついて来てくれていたのですが、
最近は、スピードメーターの付いた自転車で僕を先導してくれます。
「時速10kmで」とお願いすると、そのペースを保って先導してくれるのです。
これがどれほど楽なことなのかと実感しました。
思わず眠たくなってしまうほどです。
ただ足を動かしていればいい、トレッドミル(ルームランナー)の気楽さです。
誰かについていくというのは精神的にも楽です。
今どんなペースなのかを考えなくていい。
自分のことだけ、フォームや足の調子に集中できるのです。
そして、一人で走る、自分が前を走るというのが、それだけで大変なことなのだと気づきました。
人生に疲れたら誰かについていきましょう。
それだけで、自分のことに集中できるはずです。
ついていくだけで必死になってしまうなら、ペースが速いのです。
ペースを落としてもらうか、ペースメーカーを変えてしまいましょう。
逆に遅いと感じたなら抜かしてしまえばいいのです。
抜かして自分が前に出ると、ペースメーカーの有り難さに気づきます。
有り難さよりも、自分の好きなペースで走られる喜びを感じられるかもしれません。
今、自分はどこをどんな風に走っているのか。
改めて、マラソンは人生なのだと気づきました。
昨日は、朝の6時から3時間で29km走りました。
残り8kmは10km/hのペースが保てず、僕のペースで走らせてもらいました。
これはこれでいいなと、自分の性格を再確認しました。
|