日本一周、その後に。
2014年04月24日(木)
ママチャリで日本一周をした方が店に来てくれました。

旅は去年の夏、在学中のことです。

出発する時と帰ってきた時にチラッと顔を見せてくれました。

ただ、旅の詳しい話は聞けずにいました。

聞きたいことがたくさんありました。

どこに泊まっていたのか。

何を食べていたのか。

お金はどれくらいかかったのか。

一日にどれくらい走ったのか。

困難をどうやって乗り越えたのか。

帰ってきて変わったことは何か。

矢継ぎ早に聞きました。

興味深い話をどんどん話してくれます。

「帰ってきて変わったこと」

という質問は難しい質問です。

すごいことをした人は、する前は、もっと何か変わると思って始めます。

でも、実際に達成してみると、意外と自分では何も変わってないように感じるのです。

ただ、終わっただけ。のような。

だから質問を変えました。

「自分の中から感じることで、増えたことって何?」

その質問には、

「『人は本当は優しい』ということを実感した」

と話してくれました。

たくさんの親切に出会ったそうです。

感動的な話もありました。

自分で経験してみないと味わえないような感覚だと思います。

だから、まず人に会ったとき、

「この人もきっと優しい人なんだろうな」

と思えるようになったと話してくれました。

「71日間で、思い出したくない日は一日もないですね」

と、目を輝かせて話てくれました。

第三者の僕には、彼の何が変わったのか分かりました。

それは、

「何でもやればできる」という自信を持った顔でした。

2014-04-24 | 記事へ |