好きなことを仕事にしても続かないのは、
そもそも仕事が好きではないからです。
仕事が嫌いな人が、趣味を仕事にすると、
それは単に、趣味が嫌いなものに変わっただけです。
趣味もなくしてしまってもったいないです。
趣味を仕事にしたならば、
今度はその仕事を好きになる段階がいるのです。
例えばバーのマスターの場合。
カクテルを作るのが趣味でマスターになったとします。
カクテルを作るというのは、全体の仕事の2割ほどです。
残りの8割はまったく違う仕事をしなければいけません。
この8割の仕事を好きになれないと、バーのマスターはやっていけません。
せっかくバーを開いても、好きなカクテル作りは2割ほどしかできないのです。
これが、趣味を仕事にしたときの現実です。
残り8割の仕事も含めて好きになることで、
好きな仕事をしているように見えるのです。
だから仕事が好きな人は、どんな仕事でも好きなことをして食べていけます。
仕事自体が好きだからです。
逆に仕事が嫌いな人は、どんな好きなことを仕事にしても続かないのです。
面白い仕事、好きな仕事があるわけではありません。
仕事が好きか、面白いか、なのです。
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