引っ越しをされた常連様が、二年ぶりに店に来てくださいました。
嬉しくて涙が出そうになったので、しゃべり過ぎてしまいました。
しゃべりながら、
「あ、これは、レインフォレストのマスターらしくないぞ」
と思いなおして、急に黙ったりしました。
もう、よく分からない感じです。
二年前のあの時のいつもの時間に戻ったようでした。
帰りの電車は2時間かかるそうです。
時計を見ながらおっしゃいました。
「こんなことは言いたくないんですけど・・・。
チェックで。」
ユーモアの中に名残惜しさがにじみ出ていて、また嬉しかったです。
「またいずれ来ます」
とおっしゃって下さいましたが、何年後でも、
そのときはまた常連さんのままで。
「いつもありがとうございます」
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