若いからうまくいくわけ。
2015年02月01日(日)
若さとは勢いです。

勢いとは気持ちです。

勢いの反対は慎重です。

つまり、年を重ねて慎重になっていくというのは、

気持ちで動けなくなっているということです。

ほとんどのことは気持ちで何とかなるものです。

それなのに、「上手くやろう」と考えてしまうのです。

若いときの勢いに、「上手くやろう」という気持ちはありません。

「やりたいからやる」というだけの勢いです。

これで実は上手くいくのです。

なぜなら、やり直せるからです。

年を重ねると、「やり直せない」と思ってしまいます。

やり直せないと思うと慎重にならざるをえません。

本当はやり直すまでもない場合も多いです。

修正すればいいのです。

勢いのある若いうちは、この修正ができます。

「あかんかった。じゃぁこうしよう」

と、難なく修正できるのです。

これで上手くいきます。

慎重になっている人はこの修正に気がつきません。

「あかんかった。こんなに考えたのに・・・」

と凹んでしまうのです。

これが勢いのない状態です。

僕は26歳の時に勢いで店をやりました。

そんな僕もあれから少し勉強して、

経営戦略やマーケティングのことも覚えました。

だから、若い人が勢いで店をやろうとしているのに、

初めから上手くいく方法を一緒に考えてあげたくなるのです。

余計なお世話です。

確かに上手くはいくかもしれませんが、

勢いは弱まります。

それと同時に気持ちも萎えてしまうのです。

気持ちが大事です。

一番大事です。

その時にだけ持てる気持ちなのです。

それだけで前に進めるし、上手くいくのです。

だから、余計な大人のアドバイスは上手く聞き流してください。

若く勢いのあるときに気持ちで動くことは、

全て上手くいきます。

上手くいかないのは、気持ちが足りなかったからです。

慎重になってしまったからです。

もう一度気持ちを取り戻せばまた上手くいきます。

大人は知っているから伝えたくなります。

それは親切心であり愛情であることが多いです。

それはそれです。

大事なのは、その人にない、自分にだけある気持ちです。

「勢いだけではうまくいかんよ」

と、勢いのない人の意見は聞かなくてもいいのです。

聞いていいのは、今、目の前にある壁を壊してくれるようなアドバイスです。

求めるなら、そんなアドバイスを求めるのです。

勢いがあれば、困難は乗り越えるのではなく、飛び越えられます。

ピョンピョンと楽しんでいけるのです。

慎重さはもっとあとにとっておきます。

それはそれでまた、大人の楽しみでもあるのです。

2015-02-01 | 記事へ |