「4杯目までのお酒を決めておくわ」
と、常連のお客様がおっしゃいました。
空いたグラスをスッと前に出すだけで、
次に指定していた銘柄のお酒が注がれます。
ご一緒になられた常連様との会話も、
オーダーの手間で途切れることがありません。
「次、お願いします」
このオーダーはスムーズでお洒落です。
どのコースにするのか、4杯も飲めるのか、
なかなか技術と計算のいる注文の仕方です。
4杯目を終えられたとき、
「次は何にしようかなぁ」
と、悩まれていました。
実は、この時間もまたバーでの楽しみでもあります。
結局、11杯飲まれて帰られました。
さすがに、11杯のコースを初めに考えるのは大変そうです。
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