何かを買おうかどうか迷っている後輩に、
「それがタダでも欲しいか」
と、聞いてあげたと友人が話していました。
本当に欲しいかどうかを知るために、
「高くても買うか」
と質問してしまいがちです。
高ければ迷わず買いません。
迷っているということは、
その物の価値がよく分からなくなっているのです。
「欲しいなぁ、でもちょっと高いなぁ」
と迷っているときに、
「タダであげる」
と言われると、急に冷めることがあります。
その後輩さんも、そう聞かれて、
「そう考えたら、いらないですわ」
と、言ったそうです。
欲しいものがタダ同然で配られていても欲しいかということです。
その物の価値を分かっているなら欲しいはずです。
そんな人は迷っていません。
投資目的でない限り、この質問は考え方の一つとして有効です。
「タダならいらない」
今の時代は、そんな消費者心理があるのです。
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