朝食の後に、
「これからどうする?」
という会話になります。
僕は、
「ちょっと走ってくるわ」
と、言いました。
旅先で現地を走る旅ランが目的です。
これを遠慮なく言える友達が最高です。
個人行動を全然許してくれる人達なのです。
そして、僕以外は問屋街を見に行って、
僕は旅ランをしてきました。
といっても1時間ほどです。
スマホを見ながら約8km走りました。
4kmも行けば、歩いてはしんどいかな、というところまでいけます。
ランナーは全然いませんでした。
信号待ちをしていると、
自転車に乗ったおばちゃんが親指を立てて笑顔で何か言ってくれました。
「いいねぇ〜」
的なことだと勝手に解釈しています。
一人ランナーとすれ違いました。
おじさんランナーは僕を見つけて嬉しそうに手を振ってくれます。
よっぽどランナーが珍しいのでしょうか。
僕も振り返します。
日本ではないことなので、僕も嬉しかったです。
「あぁ、台湾っていいなぁ」
と、そんなちょっとしたことで、その国のファンになるのです。
ロッキーの階段のような建物を見つけました。
思わず駆け上がって心拍数を上げました。
駆け上がっているのは僕だけでした。
街を走ると少しだけその街が見えます。
自分の足で動ける速さで町を見るのが好きです。
人とすれ違って、お店からの色んな匂いをかいで。
地面の凹凸を感じながら、五感で楽しめるのです。
ジワっとかいた汗がちょうどよくて爽快でした。
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