ニュー・ギムレット。
2016年03月23日(水)
ギムレットというカクテルがあります。

ジンとライムジュースで作るカクテルです。

今回はライムジュースの話です。

昔のカクテルブックのレシピには、

コーディアルライムジュースと書かれています。

コーディアルとは、水でうすめて使う濃縮された甘いノンアルコール飲料のことを指します。

昔は生のライムが手に入り難かったので、

市販のジュースを使うのが一般的でした。

だから、ギムレットは淡い黄緑色なのです。

生のライムを搾ると、そこまで緑にはなりません。

むしろ、白です。

僕はこの緑色が好きでした。

これまでコーディアルライムジュースを使っていたのは、

この緑色のためだったのかもしれません。

ただ、最近はフレッシュのフルーツを使うようになり、

このギムレットに使うライムジュースも変えてみようかと思ったのです。

コーディアルライムジュースと、生のライムジュースで作るギムレット。

早速作り比べてみました。

味は全然違います。

今までのがギムレットなら、これは何と呼べばいいのか、

というくらい違います。

でも、飲んで一瞬で決めました。

フレッシュのライムジュースの方がいい。

問題は、どのくらい甘さを加えるかです。

フレッシュのライムジュースだけだと酸味が強すぎます。

ここに、二種類の砂糖を使って、

ほんの少しずつ甘さを変えて作っていきます。

ちょうどいいところが見つかりました。

シェーカーに入れる氷の大きさにもこだわって、

ギンギンに冷やした、新しい『ギムレット』です。







p.s.

しばらくは、コーディアルのライムジュースも置いておきますので、

クラシックなギムレットを飲まれたい方は今のうちにどうぞ。

2016-03-23 | 記事へ |