ギムレットというカクテルがあります。
ジンとライムジュースで作るカクテルです。
今回はライムジュースの話です。
昔のカクテルブックのレシピには、
コーディアルライムジュースと書かれています。
コーディアルとは、水でうすめて使う濃縮された甘いノンアルコール飲料のことを指します。
昔は生のライムが手に入り難かったので、
市販のジュースを使うのが一般的でした。
だから、ギムレットは淡い黄緑色なのです。
生のライムを搾ると、そこまで緑にはなりません。
むしろ、白です。
僕はこの緑色が好きでした。
これまでコーディアルライムジュースを使っていたのは、
この緑色のためだったのかもしれません。
ただ、最近はフレッシュのフルーツを使うようになり、
このギムレットに使うライムジュースも変えてみようかと思ったのです。
コーディアルライムジュースと、生のライムジュースで作るギムレット。
早速作り比べてみました。
味は全然違います。
今までのがギムレットなら、これは何と呼べばいいのか、
というくらい違います。
でも、飲んで一瞬で決めました。
フレッシュのライムジュースの方がいい。
問題は、どのくらい甘さを加えるかです。
フレッシュのライムジュースだけだと酸味が強すぎます。
ここに、二種類の砂糖を使って、
ほんの少しずつ甘さを変えて作っていきます。
ちょうどいいところが見つかりました。
シェーカーに入れる氷の大きさにもこだわって、
ギンギンに冷やした、新しい『ギムレット』です。
p.s.
しばらくは、コーディアルのライムジュースも置いておきますので、
クラシックなギムレットを飲まれたい方は今のうちにどうぞ。
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