改革。
2007年02月06日(火)
『お金と正義 上・下/神田 昌典/PHP研究所』という本を読みました。
時代が変わる時には価値観が変わります。
一夜にして、正義が悪に、非常識が常識になる時、
これまでの歴史のように時代が変わる時なのです。
幕末の、当時では考えられなかった坂本竜馬の夢物語が実現しました。
第二次世界大戦の際、日本をリードしていた政治家や軍人の多くは、戦争が終わればA級戦犯になりました。
そして、ライブドア・ショックもまたしかり。
この本を読んでいると、今まさに時代が変わっていることを実感します。
フィクションの物語が現実とかぶるのです。
さて、どんな非常識が常識になるのでしょう。
先にそんなことを考えるのも面白いと思います。
義務教育がなくなり、子供が大人を雇う社会。
働いてはいけない社会。
能力主義ではなく妄想主義社会。
書いていて思い出したのですが、
去年師匠に会いに行った時に、
「今あるものを疑えば発想できる。」
と、言われました。
例えば、『BARだから酒を出す』
と言うことを否定するのです。
『酒を出さないBARはどう?』
という発想です。
「誰も来ないよ。」
で終わらせてはいけません。
どうすれば、それでも来てくれるか、を考えるのがアイデアです。
話がそれましたが、この本には、では今後どうすればいいのか、という答えは載っていません。
このような、新しい時代の考え方が物語りになっています。
映画や小説、物語から、現実は垣間見られるというお話でした。

2007-02-06 | 記事へ |