考え事。
2008年08月01日(金)
考え事が好きな人は多い。
僕も考えるのは好きです。
考えるにもテクニックがいります。
「将来について考えよう」
これはテーマが漠然とし過ぎています。
それならと、
「今の仕事について考えよう」
これもまだテーマが大き過ぎます。
「ま、なんとかやってるしなぁ」
と考えもふわふわです。
「仕事を辞めようか辞めまいか」
というテーマもまだ大きい。
『辞める辞めない』が行ったり来たりしてふわふわです。
テーマを決めるならもっと前向きに具体的に、です。
「仕事を辞める辞めない」
で考えるなら、
「円満退社するために必要なことは」
というテーマにまで絞り込むのです。
すると、考える方向も決まります。
行ったり来たりしません。
「今の仕事をどうしようか考えよう」
ではなく、
「売り上げを二倍にするためには」
と考えると、答えも出てきます。
ただ、問題なのは、考え事が好きな人はそこまで求めていません。
草原をウロウロ散歩するのが好きなのです。
そんな人に、
「どこに行きたいの?」
と聞くのは愚問です。
「ほっといて下さい」
と言われます。
考え事は、何となく自分の時間を過ごしているようで楽しい。
あーでもない、こーでもない、と時間を過ごせます。
それもまた自分時間です。
だから僕は、『考え事』と『考える』というのを分けています。
瞑想や妄想とはまた違います。
考え事はもっと低層です。
ボーっとする材料です。
考え、は思考です。
これには答えがあります。
答えを出したいのか出したくないのか。
出したくない答えを考えることが考え事です。
これにはテクニックはいりません。
答えを出すテーマに絞り込めたら、
思考のテクニックが必要になってきます。
『考え過ぎる』と言う人は、結局考え事が好きなのです。

2008-08-01 | 記事へ |