勉強。
2008年08月14日(木)
旅行の一週間前。
タイ語の勉強はこの時期が一番はかどります。
ところでたまに、
「若い頃もっと勉強しておけば良かった」
と言う人がいます。
その人は、今も勉強していないか、
いまだに学校でしていたような勉強をしている人です。
僕は、学校の勉強が嫌いでしたので、全くそんな風に思いません。
英語の先生の下手な発音を三年間も聞いていたら、
きっと英語が嫌いになったでしょう。
高校の授業は完全に寝ていたので、英語は習った、というより、
知りません、という状態でオーストラリアに行きました。
これが功を奏したのです。
習った覚えのある人はちゃんとしゃべろうと格好をつけます。
僕は、つける格好がありません。
ブロークンでひたすら聞いて下さい状態です。
すると、会話には文法よりも発音の方が重要だと分かります。
中学・高校ではイングリッシュは教えてくれませんでした。
英語というもう一つの言語だったのです。
この間、
「タイでアユタヤに行く」
という話をしていたら、学生さんが、
「そういえば、高校の歴史でアユタヤ王朝を勉強しましたね」
と言っていました。
僕の寝ている間にそんな授業があったのか、
と、それを聞いた時はなんだか少しもったいないことをしたと思いました。
しかし、その学生さんも、
「そういえば習ったよね」
というくらいで、今は僕の方が少しだけ詳しい。
となると、やはりあの時寝ていても良かったと思うのです。
今、知っていることが大事です。
父にはよく、勉強の仕方を覚えろと言われました。
「教科書のあの辺に書いてあったなぁ、というのが分かれば、
その内容まで覚えなくてもええねん」
と、こんな風なことを言われたような気がします。
勉強の仕方とはそんな感じです。
例えば、今からドイツ語を覚えなさい、
と言われた時に、何から始めればいいのか、
ということを分かっているかどうかです。
勉強の仕方を知っていれば心配いりません。
いきなり単語帳を作ってしまうから勉強が嫌いになってしまうのです。
タイ語を勉強していてふと思うことがあります。
「なんでタイ語なんか勉強してんのやろ。
もっと中国語とかスペイン語の方がこれからの需要があるというのに」
でも、需要があるのと僕の興味とは全く関係ありません。
必要な勉強とやりたい勉強は違います。
なんでしているかと言えば、やりたいからです。
タイに行って、その国の言葉でやり取りをする。
そのことに、すごくエキサイティングな感覚を覚えるからです。
僕にとっては、この気持ちがまず、勉強の仕方その1、なのです。


2008-08-14 | 記事へ |