復活。
2008年09月06日(土)
人が復活するのは二段階です。
自己啓発本を読んでやる気になっても、
結局復活できないのは、一段目で止まっていたからです。
ロケットのように、二段式でエンジンを噴射させないといけないのです。
「このままじゃあかん」
と悩んでいる時、これはまだ0段階です。
そこで、方向性を決めて、
「よし、この方向で行こう」
と決められた時が第一段階です。
普通はこれで復活したと思います。
でも、実はこれだけでは、またすぐに元に戻ってしまいます。
二段目の噴射が必要なのです。
それは、実際に行動して方向を確信することなのです。
実際に行動を起こして動いている時に、
復活したと実感できるのです。
失恋した時も二段階です。
「もう、相手のことは忘れよう」
というのはもっとも時間がかかります。
それに、忘れるのは物理的に無理です。
「他の人で気を紛らわせよう」
と言って、気が紛れればいいですが、
気を紛らわせているだけだと気づかなければいけません。
それに、そんな時に、前の相手よりいい相手なんて現れません。
「やっぱり、前の相手がいい」
なんて思ってしまっては、もうどん底です。
泣きながら、前の相手に、
「あなたがいないと無理〜」
なんて言っても相手は困るだけです。
そうではなく、
「自分を磨いて相手を後悔させてやろう」
と思えたら第一段階です。
でも、まだ第一段階です。
復活するためには、実際に自分を磨いて輝かせる必要があります。
そして、
「こんなに今楽しいなら、別れてよかった」
と思えた時に復活しているのです。
別れた直後に、
「もう吹っ切れました」
と涙をためている内は吹っ切れてないのです。
「いや〜別れてよかったよ」
と笑えて初めて復活です。
失恋直後は頭では分かっていても、
心は違う方向に行くものです。
これは仕方がない。
無理無理星人になってしまいます。
「あの人がいないと生きていけない」
と言います。
でも、もし、あの人がいないと生きていけないのなら、
あの人もあなたがいないと生きていけないはずです。
「きっとそうだわ」
と自分のいいように解釈してはいけません。
だったら相手から泣きついてきます。
この状態からいかに、第一段階にもっていけるかどうかです。
そして、第二段のロケットエンジンを点火できるかどうかなのです。
エンジンを切り離しただけでは、また落っこちてしまいます。
気持ちを切り替えたら、
次は行動というエンジンに点火させるのです。
大切なのは、そこから飛び出したいという気持ちです。
それがあれば、復活は二段式でできるのです。

2008-09-06 | 記事へ |