信用。
2009年09月21日(月)
その言葉自体はいいけれど、
声に出すと突然軽くなったり重くなったりする言葉があります。
「親友」や「信じてる」です。

「俺とおまえは親友だよな」
と言った時点でなんだか怪しい親友です。
親友はいてもいいのです。
でも、言葉に出してしまうと軽くなってしまうのです。
例えば、
「親友だろ?助けてくれよ」
なんて言われると詐欺の臭いがプンプンします。

それと、「信じてる」です。
信じることはいいのです。
でも、声に出して、
「信じてるから」
と言ってしまうと、重い上に信用度は半減します。
言わずに信じているのが一番いいのです。
言ってしまうから、「裏切られた」となるのです。
言わなかったら、相手は知らないわけですから、
裏切ったことにはなりません。
信じる相手を間違っただけです。
相手のせいにはできません。

奥さんが遊びに行くのを快く見送る友人がいます。
彼の口からは「嫁さんを信じてるから」
なんて言葉は聞きません。
「なんで?別にええんちゃうの」
という言葉に『信じてる』を垣間見るのです。

信用されている、というのは、
わざわざ言われなくても分かるものです。
わざわざ言ってしまうのは、
「信じたい」からだと思うのです。

2009-09-21 | 記事へ |
| 結婚・恋愛論 |