情欲を断つ。
仏教では、情欲を断つのは悟りを開く上で必要です。
20代の頃は、誰とでもよかったのが、
不思議なことに、30代になると好きな人としかしたくなくなりました。
これでもだいぶ悟りに近づいています。
40代になるとどうなるのでしょう。
ある人は、
「ちんちんはおしっこの時にしか使わなくなったよ」
と話していましたが、これで情欲が断てたのでしょうか。
仏教ではこれだけではまだ十分ではないといっています。
男・女の認識がある内はまだだというのです。
おっちゃんがおばちゃんに見えて、
おばちゃんがおっちゃんに見えて・・・
というわけではなく、おっちゃんが一人の人間に見えて、
おばちゃんもまた同じ人間に見える。
男・女という垣根がなくなることが必要なのだそうです。
更には、その一人の人間が自分自身になることで、
完成に近づくのだそうです。
ただ、そんなさみしいことは無理をしなくても、
年を取れば自然にそうなりそうです。
おしっこだけって嫌やなと思っている時点で、
まだまだ駆け出しです。
悟りたいけど悟れない。
僕は自然に任せた修行に励もうと思います。
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