ちょっとした言い方。
2013年07月17日(水)
タイはプーケットの繁華街を歩いていました。

日本人が少なくなったいまだに、

「シャチョォ(社長)」

や、

「ごめんねごめんね」

と、日本語で話しかけてくれる、お土産売りの人がいます。

そんな中、一瞬で凍りついた瞬間がありました。

とても流暢な関西弁、しかもドスの効いた言葉で、

「どこ行くねんっ?!」

と言われたのです。

「ど」にアクセントの乗った、ケンカ腰の言い方です。

思わず、グワッと振り返ってしまいました。

すると、ニコニコ顔のタイ人が、タイ語のような英語で、

「今の発音完璧やろ?」

と、話しかけてきました。

完璧ですが、気分は悪いです。

きっと、心無い関西人が、必死で教えたのでしょう。

関西弁は関西以外の日本人でも発音が難しい。

それを、このタイ人は、完璧にできるまで必死で教えてもらったのでしょう。

使えない関西弁を・・・。

気の毒です。

僕は、

「それは、あまりいい言葉ではないので使わない方がいいですよ」

と、しばらく歩いてから教えてあげようと思いました。

引き返しているうちに、ちょうどトゥクトゥク(タクシー)がつかまりました。

教えてあげられずじまいでした。

日本人とケンカになっていないことを祈ります。

そんなことを思い出しながら、一冊の本を見つけました。

『その英語、ちょっとエラそうです(青春新書)/ディビッド・セイン 』

気づかずうちに、外国人に対してこんなことになっていないか心配になりました。

早速買って読みました。

ちょっとした言い方で、伝わり方は違ってきます。

ちょっとしたことでも覚えておいて損はありません。

むしろ、そのちょっとを覚えていないと損するのです。

「どこ行くねん?」



「どこ行くのん?」

と、聞かれたら、何かお土産を買っていたかもしれません。

いや、まぁ、そんな簡単な話じゃないかな。



その英語、ちょっとエラそうです

その英語、ちょっとエラそうです
著者:ディビッド・セイン
価格:860円(税込、送料込)

2013-07-17 | 記事へ |
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